マサチューセッツ州の概要

マサチューセッツ州

マサチューセッツ州の特徴

歴史的に見ても、ここマサチューセッツはさまざまな工場を抱えていたことや、大きな港を有する土地柄、産業化を引っ張るリーダー的存在だったそうです。
また併せて、歴史ある教育機関が多く存在する州でもあります。そんな歴史の上に成り立つこの地は、今でも教育とハイテク産業の中心地として存在しています。

マサチューセッツ州の州都

ボストンBoston

マサチューセッツ州の成立過程

マサチューセッツ州の旗1620年、メイフラワー号に乗ったイギリス人たちがこの地に上陸し、入植の歴史は始ります。
手作りで小さな集落を作るという開拓方法だったため、未開の地として長く存在することになったこの土地ですが、その後イギリスにて迫害を受けていた清教徒たちは逃れるようにこの地にやってきて、次々とコミュニティを形成してゆきます。
入植当初は先住民族とも友好的な関係を築いていた彼らも、土地や宗教の問題などで次第にその関係は悪化の一途を辿っていきます。
そしてついに1675年、入植者たちと先住民族とによる大規模な戦い「フィリップ王戦争」が起こります。
この戦いは、双方に多くの犠牲者を出し幕を閉じるのですが、これによりヨーロッパ人による植民地化が本格化していき、イギリスの専制的な支配に不満を抱いた入植者たちはイギリス軍との戦いを繰り返してゆくことになります。
そして、1776年アメリカ合衆国の初代大統領としても名高いジョージ・ワシントンが植民地軍の指揮をとり、イギリス軍をボストンから撤退させ、マサチューセッツ内の戦いの歴史は終わるのです。
その後の1788年2月8日、マサチューセッツはアメリカ合衆国憲法を批准し、6番目の州として制定されることとなります。
マサチューセッツという、ちょっと舌を噛みそうなこの名前は、かつてマサチューセッツ湾の周辺に居住していた先住民マサチューセッツ族に由来にしているそうです。
この「マサチューセッツ」とは、彼らの言葉で「巨大な丘」を意味するのだとか。
ちなみにこの丘は、ボストン南部にある小高い山ブルー・ヒルズを指すそうです。

隣の州との関係

北をバーモント州と、ニューハンプシャー州に、東を大西洋に、南をロードアイランド州コネティカット州に、西をニューヨーク州に接しています。
アメリカ合衆国北東部の6州(コネチカット州ニューハンプシャー州バーモント州、マサチューセッツ州、メイン州ロードアイランド州)をまとめて「ニューイングランド地方」と呼んでいますが、そのニューイングランド地方のほぼ中心に位置するマサチューセッツ州は、ボストンという大都市を中心とした自然と文化がうまく調和されたエリアです。またこのエリアの政治、経済、文化、観光などの中心として存在しています。

アメリカ合衆国造幣局50州25セントプログラム

アメリカ合衆国造幣局50州25セントプログラム マサチューセッツ州発行年 2000年  発行順 6番
州の輪郭を背景に、Minuteman(民兵)が描かれています。彼らは独立戦争当時、英国と戦う為結集された兵士で、知らせを受けてからわずか数分で隊列を組み戦えるよう訓練されており、それがMinutemanの語源となりました。ボストン郊外の歴史公園には”The Minuteman” と呼ばれている像が建てられています。マサチューセッツ州のニックネーム”Bay State”(入り江の州)の文字も刻まれたコインのデザインは、マサチューセッツ州の小学生のものです。マサチューセッツはデザインコンテストの対象を小学生に限定した、アメリカ唯一の州だそうです。
画像提供:”United States coin images from the United States Mint.”

マサチューセッツ州の場所

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