スペインを彷彿する町 サンタ・バーバラ

オーハイから約33マイル(約53キロ)、山間部を抜けて坂を下り続けると、目の前に椰子並木が見え始めます。午後の太陽を受けた海がキラキラ輝き、海際の椰子並木も誇らしげに立っているように見えます。サンタ・バーバラに到着です。本当はベンチュラ経由で走る予定でしたが、オーハイでゆっくりしたので時間短縮。Google Mapが勧める最短コースで向かいました。

サンタ・バーバラのビーチは、ロサンゼルス周辺のビーチに比べて落ち着いた感じのビーチです。
Stearns Wharf スターンズワーフ

海に突き出す威風堂々たる「Stearns Wharf」は1872年建造の木造のピアで、先端まで車で入ることができます。建設当時はロサンゼルスからサンフランシスコ間において、最も長く、最も深い海に建造されたそうで、時を経た今もなおこの町の人々の自慢です。

ピアのたもとにある老舗レストラン「THE HARBOR RESTAURANT」のほかに、自然史海洋博物館の「Ty Warner Sea Center」、先端にはレストランやワインバー、土産物店、レンタル釣具店などがあり、平日というのに地元の人や観光客で賑わっています。

私たちは海上レストラン「Moby Dick」で休憩を取ることにしました。

サンタ・バーバラのダウンタウン

サンタ・バーバラは、スペインを彷彿させる美しい街並みを持っています。

1822年までスペイン領だった名残もありますが、現在見られるオレンジ色の屋根と白壁に緑の蔦が覆う美しい街並みは、1925年に起きた大地震の復興の際にアンダルシア地方の景観と統一するように計画して再建されたものだそうです。
Stearns Wharfからホテルに向かうルートをGoogle Mapで確かめると、やけに遠回りの道を指示してきます。目の前に延びている一直線の道をそのまま行けばホテルに着くのに。時々、気まぐれになられるGoogle Map先生です。急ぐ旅でもないし、ま、いいか。

景勝地ではご多分漏れず著名人の名が聞かれますが、同地にはロナルド・レーガンや、俳優のカーク・ダグラスらが住んでいるそうです。後で知ったことなのですが、私の大好きな俳優、故ポール・ウォーカーもこの町で暮らしていたそうで、彼が眺めたであろう景色を、もっとこの目に焼き付けておけばよかったとミーハーな感傷に浸っています。
オールド・ミッション・サンタバーバラ

町を見下ろす坂の上には、現存する最大規模のミッションとして有名な「オールド・ミッション・サンタバーバラ」が構えています。

1769年から1834年の布教時代、スペイン軍は植民地支配を目的に南カリフォルニアに21の修道院を建造します。2つの鐘楼を持つ珍しい建造の同院は1786年に10番目に建てられたもので、地震による崩壊や改築などを経て1820年から今に残っています。布教時代以降は修道士たちにより学校が開かれた時もあったそうですが、現在はミュージアムとして一般公開され、この日も朝から多くの観光客が訪れていました。
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大安佐智 プロフィール
大安佐智 文筆家 日本アカデミー賞協会会員・シナリオ作家協会会員
雑誌・web等に国内外の旅情を紹介するほか、舞台・映画などの脚本を手掛ける。
果て無く広がる青い空を見上げる。ただそれだけで、魔法に掛ったみたいに身体の奥底から元気が湧いてくる。その青空の中を、太陽の光を浴びてキラキラと輝きながら飛んでいく飛行機の姿があればもっといい。「そんな所で何してるの?早くおいでよ」。飛行機が私に語り掛けてくる。そして、私でも何か出来る!という勇気を与えてくれる。これが子供の頃から変わらない、私の元気の源。
サンタバーバラの観光マップ
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