あこがれの L.L.Bean 本店へ行く

5月22日 アメリカ4日目。
朝はちょっと曇り。でもすぐに、晴れるや~!
1975年、15歳の時にアメリカの道具や衣類やライフスタイルを目の当たりにした一冊の本、「Made in USA」に感化されてから40年。 メイン州 フリーポートに本店を置く「L.L.Bean」は、生活に必要な丈夫な商品を作り、そして、その伝統を大切に守るというアメリカン・スピリッツを今も頑に守るアウトドア・グッズの会社。
そんな頑固一徹な「L.L.Bean」の衣類や道具達を愛する私にとって、フリーポートの本店は「総本山」みたいなもん。
今回のアメリカ・ニューイングランド旅のメイン・イベントだ!
いよいよ聖地巡礼の日がやってきたのだ~!
創業者レオン・レオンウッド・ビーン
創業者レオン・レオンウッド・ビーン(Leon Leonwood Bean)氏は生粋のアウトドアマンだったそうだ。
メイン州 フリーポートの地に「L.L.Bean」が出来たのは1912年。
ということは…伝説のブルースマン、ロバート・ジョンソン(Robert Johnson)の生まれた翌年だ。
(私はアメリカの歴史を考える時に、ついロバート・ジョンソンの生涯と比較してしまう癖がある)

湿地帯の多いフリーポート周辺でハンティングをする為には、水が染込まない防水性の高い靴が必要だった。 メイン州の森や湿地帯を狩りをして歩き回りながら、L.L.Bean氏はある時画期的なアイデアを思いついた。
ハンティングに行く時に足が濡れないよう、作業用のゴム靴にレザートップを縫い付けてみようと!

これがL.L.Beanの名を世界に知らしめることに成る「Bean Boots」の誕生!
ここからL.L.Beanの歴史が始まり、今年で創業103年。
ハイウェイ95を北上
信二郎の運転でキッタリーからハイウェイ95を北上して憧れのフリーポートへ。
車で約1時間。近っ!
モーテルを出る時は少し曇り空で肌寒かったけど、LLBeanに着く頃には快晴に!!
ハゲ男…いや、晴れ男のパワー炸裂!天気のことなら、任せてちょ~!
(左の画像をクリック頂くと大きな地図が“ビヨ~ン”と開きます)

お店の駐車場のところにある道路標識が青空に映え、思いっきりアメリカーン!なのだ。
LLBeanの本店 憧れの聖地

憧れの聖地LLBeanの本店の前には、何度も本や写真で見たブーツ型の車「Bootmobile」と、これまた巨大な「Bean Boots」のモニュメントがお出迎えをしてくれる。
お~、これや!これや!
これが夢にまで見たフリーポートの本店でんがな~~!!!
このBootmobileはもちろんナンバープレートも付いて、実際に走行可能。
(プレートのナンバーは勿論「LLBean」に決まってるのだ!)
3年前の創業100周年の時には、アメリカ大陸を巡行したそうだ。
ま、こんな事を考えて実際にやってしまうのも、アメリア人のチャレンジ精神。懐の深さ!
なんでもかんでも、兎にも角にも、やること成すこと、全てがでっかいのだ~!
車のメイキング映像 ↓
https://www.youtube.com/watch?t=13&v=jsUxl_9AzeU
L.L.Beanの本店をレポート

世界中にあるL.L.Beanの総本山である本店は、さすがに広くてデカい!
地元では「Beanキャンパス」とも呼ばれているとかで…、本当にちょっとした大学の様相。

衣類・アウトドアグッズ・フィッシング&ハンティング用品などを扱う本館、自転車とボート類とスキー専門の別館・家庭用品を扱う別館・そしてアウトレット専門の別館。
4つの建物群から成り、その間を広い芝生広場や野外ホールや駐車場などでつながっている。

本館に入るとまず大きくクラシカルな、仕掛け時計が目を引く。
ブーツ・衣類・テント・キャンプ用品フィッシング用品・アウトドアの小物…、沢山の種類の商品が並んだ広大な売り場。
(上の画像をクリック頂くと店内の写真が“ガビヨ~ン”と大きくなります)
ハンティング用のライフル類

そして日本では絶対見ることの出来ないハンティング用のライフル類なども壮観である。


日本では扱っていない商品も沢山たくさんあり、どれを見ても飽くことがない。

そして、店内には喫茶コーナーまで2軒もあるのだ。
歴代の古いブーツなどの陳列物

私が一番印象に残ったのは、地下にある歴代の古いブーツなどの陳列物。。。
なんと今から100年ほど前、1920年代に作られたブーツが展示されているのだ。
現存する創業当時のブーツは、まさに、この会社の歴史を静かに物語っている。
創業時代からほとんど変わらないデザインで100年間作り続けてきたブーツに、オーナーや社員、職人さん達の誇りを感じずにはいられなかった。


この本店は年中無休で24時間営業をしている。
店舗案内のビラにも「We’re open 24 hours a day ,every day of the year」と書かれている。
信二郎によると、ニューヨークあたりから金曜日の晩に仕事を終わらせた人達が、車を走らせてメイン州にキャンプやハンティングに向かうと、ちょうど真夜中にこのお店に到着。
それで必要な物を買出ししながら、朝まで時間をつぶす…というのだそうだ。
これもなんだかとってもアメリカ~ンな話じゃ、あ~りませんか!
メンバーズカード
嬉しいことがあった!
聖地L.L.Bean本店にせっかく来たのだから、Tシャツなど買って帰ることにした。
で、レジで精算をする時に日本から持って行ったメンバーズカードを見せて、ダメもとで「これを使ってポイントが貯められるかどうか?」片言で尋ねてみた。
そしたらレジの人が「I Try it !」とか言って、機械に会員番号などを打込んでくれる。
上手くいかないらしくインカムで事務所とあれやこれや…相談しながら。
そのうちレジの他の人達も「なんや?なんや?どないしてん?(注:英語で)」と集まってきて、珍しい”漢字”の書かれたメンバーズカードを廻し見しながら、あ~してみたら?こ~してみたら?
と、色々試してくれる。
結局、日本のメンバーズカードはアメリカの本店では使えなかったのだけれど、みんな一生懸命このFar eastからやってきた一人の観光客の為に10分あまりの貴重な時間を使っていろいろ調べて、なんとかしようと頑張ってくれた。
最後は「申し訳ない!やはり日本のメンバーズカードは使えませんでした」と丁重にお詫びまで言ってくれたのだ。
ほとんど言葉は伝わらなくても、その優しい気持はひしひしと伝わってきた。
レジの皆さん、その節はお騒がせしました。
貴重な時間を、ありがとうね~!
心温まる旅の思い出として、忘れないからね~~!!
憧れの「L.L.Bean」本店でそんな温かいアメリカの人たちの気持に触れ、幸せな気分でキッタリーのモーテルに戻ってきたのであった!

この日の晩のビールとバーボンが、格別に美味かったことは言うまでもない!
Life is good!
次回 ⇒ ザビエル大村のニューイングランド見聞録 ~ニューハンプシャー州 ティルトン~ に続く
ザビエル大村 プロフィール
7~8歳の頃に初めてギターを手にして以来、すでに半世紀余り。転校生だったため友達も少なく、遊び相手と言えばギターの毎日。中学・高校の頃よりブルースやラグタイム、またアメリカなどのルーツミュージックにはまり、幾年月。ほとんど陽の目を見ない音楽に、全身全霊でのめり込む。
爆風スランプのドラマーファンキー末吉氏に見出され、2000年に「三井はんと大村はん」でキングレコードよりデビュー。
その後「三井ぱんと大村はん」と改名し、”涙と笑いの浪漫ショー”をコンセプトに全国のライブハウスで活動中。
ソロミュージシャンとしても2009年に日本のアコースティックギター界のレジェンド「中川イサト」氏プロデュースによるコンピレーションアルバム『Daybreak 2』に参加。現在も中川イサト氏と共に日本中のライブハウスで演奏活動を続けるかたわら、 全国各地で開催される「中川イサト・ギターセミナー」の准教授役としてセミナーをサポート。
個人でもギター教室を開催し、絶滅危惧的なラグタイム&ブルースギターギターなどの啓蒙・継承・普及に心血をそそいでいる。
53歳にして初めてのソロアルバム『Good Time Tonight』をリリース。
2014年よりアメリカ・ミネアポリス在住のギタリスト「Dakota Dave Hull」氏と一緒に、日本ツアーを行う。
2015年4月よりNHK Eテレ「いないいないばあ」の「ゆきちゃんのおままごと」コーナーの音楽を担当。
<ザビエル大村 気まぐれ通信> http://www.eonet.ne.jp/~xavier-ohmura/index.html
| ザビエル大村のニューイングランド見聞録 | |
|---|---|
| 1. ニューイングランド見聞録 ~ 旅のはじめに ~ | |
| 2. 大阪から 羽田経由でボストンへ | |
| 3. メイン州 キッタリーへ | |
| 4. アメリカのショッピングモール | |
| 5. あこがれのL.L.Bean 本店 | |
| 6. ニューハンプシャー州 ティルトン | |
| 7. 再びレンサムからローレンス | |
| 8. 見上げる空には アメリカの月 | |
| 9. 買付け品の出荷とボストン美術館 | |
| 10. ボストンのギターショップ Music Emporium | |
| 11. 念願のワークブーツ購入 | |
| 12. 大自然公園とグルメなドライブ | |
| 13. ポーツマスのダウンタウンへ | |
| 最終章. 帰国 最終章 | |

