アーカンソー州の概要
アーカンソー州の特徴
ミシシッピ川の西に広がるアーカンソー州の愛称は「自然の州」です。その名のとおり、南部でも有数の自然豊かな土地として知られています。
また石油、石炭、ボーキサイトなどの鉱物に恵まれていることでも知られています。ちなみにここはダイヤモンドが自然に埋蔵されていることが発見された唯一の州でもあるそうです。
大豆やコメ、綿花などを産する農業州で、その生産高は国内トップクラスでもあります。
アーカンソー州の州都
アーカンソー州の成立過程
16世紀に入り、この地はスペイン人によって探検が進められました。
その後、この地はスペイン領になったりフランス領になったりを繰り返します。
まずはフランスの統治下だった時代がありますが、1763年のパリ条約によりスペインに割譲されます。
1800年、ナポレオンにより再びこの地はフランスへと奪われるのですが、
1803年、フランスから突如持ちかけられたルイジアナの譲渡により、この地はアメリカ領となりました。
この頃は人口が少なかったものの、開拓により東部からの移住が増え、1819年に準州となります。
17年間の準州時代を経て1836年6月15日、正式にアメリカ25番目の州として制定されました。
隣の州との関係
北はミズーリ州、東はテネシー州とミシシッピ州、南はルイジアナ州、西はオクラホマ州とテキサス州に接しています。
アメリカ合衆国造幣局50州25セントプログラム
発行年 2003年 発行順 25番
州の愛称である “Natural State”(自然の州) をテーマにし、稲、ダイヤモンド、湖の上を優雅に飛ぶマガモが描かれています。アーカンソーといえばはダイヤモンドが自然に埋蔵されていることが発見された唯一の州ですよね。州立のダイヤモンド峡谷は北米最古のタイヤモンド鉱脈で、観光客にダイヤを含む貴石を採集し持ち帰ることを許しているアメリカ唯一の場所です。最初に米の商業的育成に成功した州がアーカンソーでもあり、多くの稲作地帯があります。州の愛称通り豊かな自然を連想することのできるコインです。
画像提供:”United States coin images from the United States Mint.”
アーカンソー州の場所
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