TB小屋 結核の治療場所
TB小屋(TB Huts)は、地上から183フィート(55.8m)地下にある。
医師のジョン・クローハン博士(Dr. John Croghan)は、30年以上経過している古い硝石鉱山の材木が腐り始めていなかったり、死んだコウモリの死体、先史時代の探検家の遺体でさえ、完全に無傷で腐敗していないままであったことを知り、洞窟の空気が腐敗に作用していると考え、1839年に、所有者であるフランクリン・ゴリン(Franklin Gorin)から洞窟を10,000ドルで購入し、1842年に洞窟内のこの場所に結核患者のための病院を設立した。
結核患者が洞窟内の空気を吸って治療するための療養所として、石で作った小屋を2つ、木で作った小屋を8つ建設し、患者を洞窟に連れて行って数週間滞在した。当初、患者は改善していると主張していたが、実際には、料理と暖房のためにおこした火からの煙と、冷たい湿った洞窟の空気は、患者の弱っていた肺を更に悪化させ、全部で5人の患者が地下で亡くなり、クロガン博士は洞窟での治療方法が間違っていたことに気付き、他の患者を全て地上に戻した。クロガン博士自身も結核に苦しみ、1849年に命を落とした。
結核小屋のうちの2つは、今日でも洞窟に残っている。
協力:National Park Service
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Mammoth Cave Visitor Center 1 Mammoth Cave Pkwy, Mammoth Cave, KY
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