オレゴン州の概要
オレゴン州の特徴
ダイナミックな海岸線、連なる壮大な山々など、美しい自然を一番の特徴としている州です。
経済面を見てみると、肥沃な大地を生かし、小麦などの農業や林業も盛んです。
また、州では多くのハイテク企業を誘致しています。
ポートランド周辺に広がる最先端工業地帯は、シリコンフォレストと呼ばれています。
オレゴン州の州都
セイラム Salem
オレゴン州の成立過程
かつて、この地にはさまざまな先住民が暮らしていました。
16世紀に入るとスペイン人探検家がオレゴンコーストを発見し、これ以降さまざまな国から開拓民が訪れることになりました。
本格的な開拓は19世紀前半に進められましたが、開拓に関しては「オレゴントレイル」抜きに語ることはできません。
当時のアメリカは不景気に見舞われ、多くの人々が苦しい生活を強いられていました。
そんな中、ここにいるよりは…と新天地を求めて西を目指す人々がいました。
そんな彼らが辿った道が「オレゴントレイル」です。
この道は現ミズーリ州から続く、3200kmという険しい道のりでした。
半年にも及ぶ長い旅の途中、事故や伝染病などで命を落とす人も多く、まさに旅は命懸けだったそうです。
当時この地はオレゴン・カントリーと呼ばれるロッキー山脈の西から太平洋までの大きな土地で、イギリスとアメリカに共同で占有されていました。
両国はその境界線でもめることになりますが、1846年のオレゴン条約により北アメリカにおけるアメリカとイギリスの境界は「北緯49度線に平行」と定められ、後にこの線がアメリカとカナダの国境となりました。
これにより、イギリスとの共有地だったこの地はアメリカに併合されることになりました。
1848年オレゴン準州が発足し、1859年2月14日、33番目の州として合衆国に加盟しました。
隣の州との関係
北をワシントン州、東をアイダホ州、南をネバダ州とカリフォルニア州、西を太平洋に接しています。
アメリカ合衆国造幣局50州25セントプログラム
発行年 2005年 発行順 33番
オレゴン州の南部に位置するクレーターレイクをテーマにしたコインです。湖の一部を南南西から見た景色で、湖面に浮かぶウィザード島、ウォッチマンとヒルマンの山頂も一緒に描かれています。この湖は7千年前の火山の大噴火により生れたカルデラ湖で、鏡のような水面と引き込まれそうな蒼い湖面の美しい景観が人気です。
画像提供:”United States coin images from the United States Mint.”
オレゴン州の場所
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