ラ・クロス La Crosse

ラ・クロス La Crosse

ラ・クロス(La Crosse)は、ウィスコンシン州の西部では最も大きい都市です。州都マディソンから車で2時間半、ウィスコンシン州最大の都市ミルウォーキーからは車で3時間半ぐらいです。
日本からだと直行便が飛んでいるミネアポリス・セントポール国際空港からだとハイウェイを走れば2時間半ほどなので、このルートが便利です。でも、ミネアポリス・セントポール国際空港から車でラ・クロスへ行くなら、ミシシッピリバー沿いにドライブするコースがオススメです。
ラ・クロスでは、歴史ある街並みと豊かな自然の中でのアウトドアアクティビティを楽しむ事ができます。ラ・クロスに着いたら、まずはラ・クロス ビジターセンターを訪ねてみましょう。
ラ・クロス ビジターセンターの場所と行き方

Buzzard Billy’s

ラ・クロス La Crosse

日没の少し前ぐらいに夕食を食べに行きました。

ラ・クロス La Crosseラ・クロスの街で最も賑やかな地区にある「Buzzard Billy’s」というお店です。ニューオーリンズのケイジャン料理が有名なお店です。
トワイライト・タイムのラ・クロスの街は、とてもロマンティックな空気が漂っています。

ラ・クロス La Crosse

ラ・クロス ビジターセンターのDana Gardner Ecker さんとご主人のHansさんも一緒に食事を楽しんでいました。

ラ・クロス La Crosseラ・クロス へ来る前に何処に寄ってきたかという話題の時「ペイズリーパーク」に行ってきたというと、Dana さんのご主人のHansさんも音楽が好きだと言う話になりました。
彼は「イリノイ州のロックフォードにあるリック ニールセンのお父さんがやっているお店でギターを買ったんだ」と話し出しました。
そんなマニアックな話、ここにいるメンバーで理解できるのは僕ぐらいのものです(笑)
リック ニールセンとは70年代の終わりにイリノイ州のロックフォードで結成されたチープ・トリック(Cheap Trick)というバンドのリーダーでギタリストです。チープ・トリックのボーカルのロビン ザンダーとベーシストのトム ピーターソンは美形で、リックの書くポップでキャッチ―な曲が日本の少女ロックファンの間で大人気になりました。
アメリカではヒットに恵まれない彼らでしたが、日本では空港やホテルに現れる少女ファンに囲まれるほどの人気で、来日した時のコンサートのライブ盤『チープ・トリックat武道館』が日本限定で発売される程でした。
このロック少女たちを狙い撃ちしたライブ盤は、本来はレコードに入れずにカットする、彼女らの熱狂的な歓声や歌声などをあえてレコードに入れていたのです。
この熱狂ぶりが伝わるライブ盤の存在を知ったアメリカのラジオ局のDJが、ラジオでオンエアーしたらその反響がすごく、日本から輸入盤が出回るようになり、アメリカでも正式リリースされ大ヒットになり、チープ・トリックはスター街道を駆け上ったのです。
だから、Hansさんは「日本人ならチープ・トリックは知っているだろう」という意味も込めて「リックのお父さんの、、、」という話題だったのかもしれません。
その後、スマホを見ながら「ラ・クロスに良いお店があるんだけど、今日はライブをやっていないや」と残念そうに言ったり、「ここから歩いて5分ぐらいの所にアナログのレコード店があっておもしろいよ」などの情報を教えてくれました。

ラ・クロス La Crosse
ラ・クロス La Crosse食事も落ち着いた頃にトイレに行くと、何故かトイレへの通路には、それまでのお店の雰囲気とまったく浮いた感じのニューオーリンズとは全く関係のないアナログのレコードが飾ってありました。
それでも、大好きな南部のバンド レーナード スキナード(Lynyrd Skynyrd)のセカンドアルバム『Second Helping』(1974年)には興奮しました。

夜のダウンタウンを散歩

ラ・クロス La Crosse

食事が終わり、お店を出ました。

ラ・クロス La Crosse後はホテルに帰るだけと思い、僕は「ちょっとこの美しいダウンタウンを散歩して歩いて帰る」と言いました。ホテルまで歩いて10分ぐらいの所に居ているのは分かってましたし、ダウンタウンの中を少し遠回りしても歩いて20分もかからないだろうと思いました。
すると、Hansさんが「例のレコード店の辺りまでがこんな感じ。レコード店はもう閉まっているけどそこまで行こう」と言い出したので、結局、みんなを巻き込んで夜のダウンタウンを散歩する事になりました。

ラ・クロス La Crosse
ラ・クロス La Crosse4thストリートの角で一件だけショーウインドウからROCKの空気を感じて、のぞき込むと「warehouse」という名前のライブスポットでした。この日は営業していませんでした。写真の感じからかなり熱いライブが繰り広げられていそうです。
その交差点の角を曲がると、洒落た感じのBar があったのですが、なんと[Purple Haze]というネオン管が掛かっています。
その近くに、ショーウィンドウにドラムが鎮座している楽器店があります。

Pearl Ice Cream Parlor

Hansさんが本屋のショーウィンドウをのぞき込んでいるので見てみると、動物辞典などに混じってU2やビートルズ、エレキギターやマンドリンの本が並んでいます。音楽関係の本の比率が異常に高いショーウインドウです。
写真には写っていませんが、Led Zeppelin の本も後ろの方にあり、Hansさんが「I Like “Kashmir”. Do you Know ? 」というので”Kashmir”のイントロを口ずさむと「Yeah ! Yeah ! Yeah !」と盛り上がってました。
ラ・クロスのダウンタウンは想像以上にロックな街でした。

Pearl Ice Cream Parlor

Pearl Ice Cream Parlor
Pearl Ice Cream Parlor夕食を頂いた Buzzard Billy’s の近くに停めた車のところまで戻ってきました。
Buzzard Billy’s の斜め向かいに Pearl Ice Cream Parlor という人気のアイスクリーム パーラーがあって、3つほどをみんなでシェアすることになりました。
あまり濃い甘さではなく、あっさりとした美味しいアイスクリームでした。

 ⇒ 14. アウトドア レクレーション アライアンス へつづく

ミシシッピ・リバー・カントリーUSA  La Crosse County Convention & Visitors Bureau

ミシシッピリバーカントリー 2017
01. ミネソタ,ウィスコンシン,イリノイを旅する
02. ペイズリーパーク

ラ・クロス ビジターセンターの場所と行き方

La Crosse County Convention & Visitors Bureau
410 E Veterans Memorial Dr, La Crosse, WI
ミネアポリス・セントポール国際空港からラ・クロス ビジターセンター へ車(レンタカー)で行く場合の一例

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