キャンピングカーをレンタルしてアメリカを旅してみよう

キャンピングカーをレンタルしてアメリカを旅してみよう

皆さん、初めまして。この度、縁があってレポートを書かせて頂くことになった”ロナウ”と申します。あくまでニックネームで、どこからどう見ても日本人です(笑)
ある日、友人達と飲んでいる席で、友人の一人が「アメリカってキャンピングカーで旅をしたら面白いらしい」と言い出しました。別の友人が「アメリカ人て、休暇にキャンピングカーで出掛けることが多いらしい」と話を膨らまし、話が弾んで「一度、アメリカでキャンピングカーを借りて走ってみよう」ということになりました。
私はアメリカには何度か行ったことがありますが、確かにハイウェイとか観光地の駐車場でキャンピングカーを見かけることがあります。その数はかなり多いです。初めてキャンピングカーを見かけた時は“いかにもアメリカ!”と思って感動したこともありましたが、あまりに頻繁に見かけるので、その感動は薄れていました。しかし、自分たちでキャンピングカーを借りてアメリカを走るとなると、酒の席なのでやたらと話が盛りあがり、やれ大陸横断だとか話が広がって、とてもワクワクしました。
その翌日、酒が抜けた頭で「本当にキャンピングカーで旅行するのか?」と思っていたら、友人たちは酒の席での戯言ではなく本気らしくって、みんなのスケジュール確認や、キャンピングカーのレンタル方法や、みんなで行ける時期なら南カリフォルニアが良いだろうとか、話がどんどんと進んで行きました。

コースが決まった!

まず、メンバーのスケジュールが合ったのが11月なので気候的に南カリフォルニアに行くことに決定しました。コースはロサンゼルスの営業所でキャンピングカーをレンタルしてサンディエゴへ向かい一泊。翌日はジョシュアツリー国立公園へ行ってもう一泊してロサンゼルスへ戻る2泊3日の旅です。キャンピングカーのレンタルは一週間単位なので、3日の利用でも一週間分の支払いになります。だから本当は一週間ぐらいかけてゆっくりと行きたかったのですが、みんなのスケジュールが一週間も合わせるのが難しいのと、今回はトライアルだし、ホテルに泊まることを考えると一週間分のレンタル代金を支払っても、それほど痛くもないだろうと、とりあえず、2泊3日でも良いので、キャンピングカーの旅を体験してみることにしました。
コースを地図で見るとこんな感じ。
かなりの距離をドライブしたつもりだけど、カリフォルニアのほんの一部・・・。カリフォルニアって広い!!そしてアメリカはもっと広い!!

キャンピングカー・レンタルを予約

レンタルは、「クルーズアメリカ社」という米国・カナダに120ヶ所以上の営業所があり、車の保有台数が4,000台を超える、世界最大のモーターホーム・レンタル会社で借りることに。日本にある代理店で事前予約しました。
因みに、アメリカではキャンピングカーとは言わずに、モーターホームとかRVと呼ぶそうです。

クルーズアメリカ ロサンゼルス営業所

キャンピングカーをレンタルしてアメリカを旅してみよう

アメリカへは羽田空港からロサンゼルスへのデルタ航空直行便を利用。羽田からの国際線も年々増加して便利になっていますね。ロサンゼルス国際空港 (LAX)到着後は足早にレンタカー会社へ向かいました。
写真は営業所のごく一部。敷地内には400台ものキャンピングカーがあり、まるで巨大迷路のようです。その規模に驚きましたが、夏のシーズン中だと、ほとんどのキャンピングカーがレンタルされているそうです。

レンタルキャンピングカー 講義ビデオ

キャンピングカーをレンタルしてアメリカを旅してみよう

まずは個室で動画を使用した講義(約20分)を受けます。全て英語ですが、代理店のWEBサイトで同じ動画を見ることができて、日本語で内容の要約を掲載してあるので、事前にそのページをチェックしておけば問題はありません。初めてキャンピングカーをレンタルする方は事前に見ておくことをおススメします!
WEBページを見て、すでに内容は把握していましたが、このビデオ講義の受講は必須です。
※ 日本人のユーザーが増えつつあるので、現在、日本語バージョンのビデオを制作中だそうです。

キャンピングカーとご対面

キャンピングカーをレンタルしてアメリカを旅してみよう

運転の仕方、装備品等、一通りの説明を受けた後、いよいよ今回レンタルする車とご対面!
こちらが今回借りる3人用の車。 でっ でかい・・・。
ちなみに窓から顔を出しているワンちゃんは絵です。
車内の写真も撮ったのですが、あまりの大きさにビビってしまったのか手ぶれが酷いため興味がある方はWEBサイトをご参照ください。
C-19コンパクトモーターホームというタイプで(コンパクトとは感じなかったが・・・)下から2番目の大きさ。その他にT-17、C-25、C-30とあり、一番大きなサイズで7名乗りの車があります。取り回しに自信が無かったので、コンパクトを選びました。今回は2泊3日だったのでこのサイズでも問題は無いと思いましたが、一週間の利用なら、大きさに少し余裕がある方が良いと思います。

一通り生活できるだけの設備が備え付けられているのでざっと紹介。
【水】
タンクに水を貯めて使用する。車内のシャワー、トイレ、水道に供給される。キャンピンググラウンド(キャンプ場)などに設置されてある水道にて貯水が可能。
【電気】
ジェネレーター(発電機)を搭載しており、電子レンジ、ルーフ型エアコン、車内灯に電気を供給している。外部電源用のケーブルもあり、キャンピンググラウンドなどに設置されている電源などで使用できる。

サンディエゴへ出発!

それでは いざ出発!サンディエゴへ!!
といっても最初は友人が運転。正直ほっとする自分がいる 笑
出発してまもなく相方に運転について尋ねると、ブレーキの利きと内輪差が気になるとの事。そりゃ生活用品一式入ってれば普通の乗用車ってわけにはいかないだろう。でも30分ほど経つと大分慣れてきた様子。

キャンプグラウンドに到着

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サンディエゴまでは距離にして約200km。16時半に出発し、途中道に迷いながら(笑)19時半にサンディエゴミッション ベイにあるキャンプグラウンドに到着。
早速、外部用の水道と電気ケーブルを装着してみる。(写真は翌日朝に撮影)

キャンピングカーをレンタルしてアメリカを旅してみよう

若干苦戦しながらも講義を思い出し10分ほどで完了。これでジェネレーター、内部タンクを使用しなくても電気水道を使用できます。

キャンプグラウンドの様子

キャンプグラウンドでは与えられた区画に車を停めてそこで寝泊まりする。大体の人がキャンプピングカーで乗り入れていたが、一部普通の乗用車で入り、テントを張る人もいました。

キャンプグラウンドのMAP

MAPでは分かり辛いかもしれないが、キャンプグラウンドはかなり広いです。数え切れないほどの区画があり、ビーチや各種スポーツコートなど楽しめる施設が盛り沢山。おまけにトイレ、シャワーが普通に使用できるため、車内のものを使う必要が無かった。これだけ充実した施設で1区画一泊$50からという安さなんでコスパは最高である。
やはり数日は滞在すべきだなあと実感しました。

次回 ⇒ メキシコ国境と空母ミッドウェイ博物館に続く