ロードアイランド州の概要
ロードアイランド州の特徴
州の南側には大西洋、また州を南北に食い込むナラガンセット湾があります。 大きな海に囲まれているというこの地理的要因が、 ゆったりとした時の流れを感じさせる州の雰囲気につながっているのかもしれません。 経済の主体は工業で、宝石加工などのファッション装身具、銀細工などの加工金属製品が有名です。
ロードアイランド州の州都
プロビデンス Providence
ロードアイランド州の成立過程
全米50州の中で最小の州で「リトル・ローディ」というかわいい愛称でも呼ばれています。
しかしながら州都のプロビデンスは、ニューイングランド地方の中でボストンに次ぐ2番目の大都市です。
小さいながらもギュッと魅力の詰め込まれたエリアということができるでしょう。
かつてこの地には、ナラガンセット族などの先住民族が暮らしていました。先住民族たちは初期の入植者たちとも交易などを通じ、交流をしていたようです。
後に、マサチューセッツ州に入植した人々が、宗教観の違いなどによりマサチューセッツ州を追われ、この地にやってくるようになります。
そしてこれらの人々が、この地の一画に入植を始め、プロビデンス(現州都)の町を形成したそうです。
入植当初から先住民族と白人開拓者は友好的な関係を保っていたものの、1675年のフィリップ王戦争により、その関係も終焉を迎えることになります。
その後プロビデンスは「信仰の自由の場所」として、さまざまな教徒を受け入れ、信教の自由を認める地として発展してゆきます。
1776年、この地も独立を宣言するものの、中央集権化には反対し、なかなか憲法の批准をしなかったそうです。
連邦から「批准しないなら外国とみなす、外国ってことは他州との交易品にも税金かけるぞ」、と宣告(半ば脅し?)され、それをきっかけに1790年5月29日にようやく批准、13番目の州としてスタートすることになります。
隣の州との関係
北と東をマサチューセッツ州に、南を大西洋、西をコネティカット州に接しています。
アメリカ合衆国造幣局50州25セントプログラム
発行年 2001年 発行順 13番
ナラガンセット湾を昔ながらのヨットが帆走する様子、そしてその後ろにはぺル橋が描かれています。コインに刻まれている”The Ocean State”(大洋の州)は 、400マイル以上の海岸線を持つロードアイランド州ならでは。アメリカ50州の中で一番小さいロードアイランド州は、世界最大級のヨットレースである、アメリカス・カップの開催地としても有名です。 画像提供:”United States coin images from the United States Mint.”
ロードアイランド州 の場所
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