デリケート・アーチ

デリケート・アーチ　ユタ州のシンボル

デリケート・アーチ（Delicate Arch）は、その美しさからアーチーズ国立公園だけでなく、ユタ州のシンボルにもなっている。特に夕陽に染まる景観が素晴らしく、フォトマニアに人気。（デリケート・アーチが夕陽に赤く染まる時は、アーチに近づかないのが暗黙のルールとなっている）。また、夕陽に染まるデリケート・アーチを見に行くのであれば、復路は日が落ちて夜道を歩く事になる可能性があるので、懐中電灯を持参する事。
アーチーズ国立公園のビジターセンターから北東12.8マイル（20.5km）の所に駐車場とトレイルヘッドがあり、片道1.6マイル（2.5km）標高差480フィート（146m）のデリケート・アーチ・トレイルの岩道を登り切ると、突然目の前に美しいアーチが姿を現す。
⇒ デリケート・アーチの場所と行き方

アーチの下の開口部は、高さ46フィート（14m）、幅32フィート（10m）あり、アーチーズ国立公園で最大の自立型アーチ。

呼び名の変遷

デリケート・アーチは、「カウボーイのチャップス」（Cowboy’s Chaps）や「オールドメイドのブルマー」（Old Maid’s Bloomers）といったカラフルなものから、オーソドックスな「ソルトウォッシュ・アーチ」（Salt Wash Arch）など、様々な呼び名が付けられていた。しかし、1934年1月のアーチーズ国立記念碑科学探検（Arches National Monument Scientific Expedition）に関する記事で「地域全体で最も繊細なアーチ」と説明されて以来、デリケート・アーチと呼ばれるようになり定着した。実際に横から見るといつ崩れてもおかしくない状況である。

夕方は駐車場が混雑する

デリケート・アーチは、日没前の時間帯が人気で、その少し前から、デリケート・アーチ・トレイルヘッドの駐車場は満車状態になることが多々ある。その場合は1マイル（1.6km）東にあるデリケート・アーチ・ビューポイントの駐車場を利用することになる。デリケート・アーチを間近で眺めるには、ビューポイントの駐車場 → デリケート・アーチ・トレイルヘッド → デリケート・アーチの片道2.6マイル（4.2km）を歩いて行くことになる。それか、間近で眺めるのを諦めて、ビューポイントの駐車場から0.5マイル（800m）の階段道を進んだところにあるアッパー・デリケート・アーチ・ビューポイント（Upper Delicate Arch Viewpoint）から、約650m先にあるデリケート・アーチを遠望する事になる。

参照サイト：National Park Service

アーチーズ国立公園
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