チェスナット マウンテン リゾートでミシシッピリバー クルーズ

チェスナット マウンテン リゾート

ガリーナの中心部から車で南へ約20分程の場所にあるチェスナット マウンテン リゾート(Chestnut Mountain Resort)にやってまいりました。チェスナットとは栗の事です。ここチェスナット マウンテン リゾートは、冬はスキーやスノーボードが楽しめるスノーリゾートで、グリーンシーズンはスライダー、セグウェイ、マウンテンバイク、トレイルなどが楽しめます。
今回は、スキー場の麓にある桟橋から船に乗ってミシシッピリバーのクルーズを体験します。
まずは、2,050フィート(625m)下のミシシッピリバーまで降ります。

Alpine Slide

チェスナット マウンテン リゾート

クルーズを申し込むと川まで下りるためのリフトかスライダーの券がついてきます。
僕はスライダーで下りるのを選びましたが、僕以外の皆さんはリフトをチョイス。リフトはほとんど並ばずにどんどん乗っていきますが、スライダーは多少の待ち時間が有りました。

チェスナット マウンテン リゾート

ご覧の通り、斜面に溝状に作られたコースがあり、そのコースをソリで滑り降ります。操作はハンドルブレーキで減速するかしないかだけです。

チェスナット マウンテン リゾート

コーナーはアウト側の溝が高くなっていてバンクになっています。今、左コーナーの終わりで、この後かなりキツいめの右コーナーに突入します。
写真を撮るために減速していますが、それでもこれぐらいの傾きです。この後の右コーナーは写真を撮る余裕は無かったです。

チェスナット マウンテン リゾート

どんどんミシシッピリバーが近づきます。リフトが横にくる所でみんなを探しましたが見当たりません。先に下りてしまったのでしょうか?
スライダーの終点はリフトの終点の近くです。リフトの終点近くに誰も居ないので、桟橋へ走っていきましたが、クルーズ船には知らない人が一人座っているだけです。なので、リフト降場が見える所まで戻りました。しばらく待つとみんながリフトから降りてきました。
乗り降りの際、上手に乗れないとか降りれない人が居ると、一々リフトを停めて対応しているそうです。たまたまかなりの頻度で停まったらしく、下りてくるのにかなりの時間が掛かったそうです。

Galena Mississippi Explorer Cruises

チェスナット マウンテン リゾート
チェスナット マウンテン リゾートこのボートでミシシッピリバーをクルーズします。
キャプテンは Bob Myers さんです。あと、ガイド兼クルーの女性の方がいらっしゃいます。
定員は49人となってます。本当に49人も乗れるのでしょうか?
所用時間は90分です。

チェスナット マウンテン リゾート

ミシシッピリバーのワイズ湖(wise Lake)に桟橋があります。この辺りは島が多くて川も入り組んだところが多いです。
そのために魚も豊富で、魚を餌にする動物や鳥類も沢山います。このクルーズは、そんな野生動物や自然環境について学べるクルーズなのです。
他にもミシシッピリバーに関する歴史的な事や産業に関係することなどのお話も聞けます。

チェスナット マウンテン リゾート

出港して間もなく、かなり大きめのビーバーロッジがありました。ビーバーロッジは、ビーバーの巣の事ですが、上手に木を組み合わせて作ってあることからロッジと呼ばれています。
ウィスコンシン州で見たほとんどのビーバーロッジは、バックウォーターなどの少し入り組んだところにあったので、川の広い所にあるのは意外な感じがしました。おそらく、この辺りは魚が豊富なんだと思われます。

チェスナット マウンテン リゾート

ビーバーロッジの解説図を見せてもらいました。巣の中には居住空間があり、まさしくロッジです。
水中から出入りする事により、コヨーテ・イタチ・テンなどの天敵から身を守っているのです。

チェスナット マウンテン リゾート

この辺りは、けっこう大きな島もあります。この島の木は5m以上はあると思います。

チェスナット マウンテン リゾート

その高い木の上に大きな鳥の巣があります。イーグル(白頭鷲)の巣だそうです。繁殖期になると巣に戻ってくるそうです。

チェスナット マウンテン リゾート

イーグル(白頭鷲)が捕ってきた魚を巣で待つ雛に与えている写真や、雛の頃は頭が白くない事を説明している写真を見せてもらいました。

チェスナット マウンテン リゾートでミシシッピリバー クルーズ

こういう入り組んで水面が穏やかな所ならビーバーを見ることができる可能性が高いのですが、この日は亀ぐらいしか見れませんでした。

チェスナット マウンテン リゾートでミシシッピリバー クルーズ
チェスナット マウンテン リゾートでミシシッピリバー クルーズビーバーの毛皮は柔らかく手触りも良いです。カワウソの毛皮と比べると、その質感は全く異なります。
17世紀以降からビーバーの毛皮を使った帽子が作られ、19世紀前半に乱獲のピークを迎えた時に絶滅の危機に陥ったそうです。
その後、ビーバーの保護法により、帽子の素材が違ったものに移行し、ビーバーは絶滅の危機から逃れました。

チェスナット マウンテン リゾートでミシシッピリバー クルーズ

ビーバーの頭蓋骨です。歯が凄いですね。この伸びてくる歯を削るために木の幹の下の方を齧るのです。バーバーは警戒心が強いので、まずない事だと思いますが、ビーバーに近づいた時に手を出すと指の一本や二本は無くなります。

チェスナット マウンテン リゾートでミシシッピリバー クルーズ

編隊を組んで飛んでいる鳥を発見しました。ペリカンだそうです。この編隊が向きを変えたりするところは見応えがあり、感動的でした。

 ⇒ 28. JW Marriott Chicago へつづく

ミシシッピ・リバー・カントリーUSA

ミシシッピリバーカントリー 2017
01. ミネソタ,ウィスコンシン,イリノイを旅する
02. ペイズリーパーク

チェスナット マウンテン リゾート の場所と行き方

Chestnut Mountain Resort 8700 W Chestnut Mountain Rd, Galena, IL
オヘア国際空港シカゴ)からチェスナット マウンテン リゾート へ車(レンタカー)で行く場合の一例

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