現地での基礎知識

アメリカ現地での基礎的な情報です。

2016年3月現在

気候

日本の約25倍という面積が物語るように、アメリカは地域によって気候もさまざまです。
地域によっては、夏でも防寒セーターがいるところや、冬でも海水浴ができるところまであります。
訪問先の気候は事前にチェックして、荷物のパッキングに役立てましょう。
また、ハリケーンやトルネードなど、地域によっては気象災害にも気をつけなければなりません。
該当地域を旅行する際は、現地での情報収集にも気を配りましょう。

時差

アメリカ本土には4つのタイムゾーンがあります。
西から順に

一番西側のパシフィックタイムゾーンと一番東側のイースタンタイムゾーン間の時差は3時間あります。
本土を横断する際、違うタイムゾーンに移動したことに気付かず、乗り継ぎ時間を間違えて飛行機に乗り遅れてしまう、などはよく聞く話です。
移動時にはこまめに時間のチェックをして、自分の時計が現地の時刻になっているか注意しましょう。
また、次の滞在先に、電話で確認したいことがあり問い合わせてみたらビジネスアワーを過ぎていて繋がらなかった!という失敗談も。
日本人にはなかなか掴みにくい感覚ですが、時差を把握するのは旅のキーポイントです。

また、アメリカは夏時間(daylight saving time)を導入しています。(アリゾナ州ハワイ州を除く)
3月第2日曜日午前2時~11月第1日曜日午前2時までの間、時間が1時間早められます。
切り替えの日に、現地滞在する場合は要注意です。

通貨

通貨は「ドル($)」と「セント(¢)」が流通しています。
流通している一般的紙幣は、大きい順に$20、$10、$5、$1、硬貨は大きい順に25¢、10¢、5¢、1¢。
支払いの時、面倒からついついドル札を使いがちになってしまい、滞在日数につれてコインで財布が重くなって困るという人も多いはず。
早く慣れてスムーズに使えるようになりましょう。
また、硬貨には以下のような通称があります。
25¢…クウォーター
10¢…ダイム
5¢…ニッケル
1¢…ペニー

大きさと金額が比例していないところがクセモノですが、10¢と5¢をうまく使いこなせるようになればお財布は軽くなっていくはずです。

電話

ホテルの客室からの電話はラクですが割高です。
使い方を覚えてお得な公衆電話を利用するのも手です。

ちなみに、日本へのかけ方は
011+81+相手先の電話番号(頭の「0」は取る) です。
アメリカ国内での基本のかけ方は
・市内通話=最低通話料金を投入→市内局番以降をダイヤル
・市外通話=最初に1をダイヤルしてから電話番号(10桁)をダイヤル
です。

他の方法としては、日本であらかじめプリペイドカードを購入し、現地で使用するというのもおすすめです。

病院

旅先でのケガや病気は、英語で症状を説明するのも難しく、不安なものです。
でも、少しでも体調がおかしいなと感じたら早めにホテルのフロントに相談しましょう。
日本語のわかる病院や医者を紹介してくれることもあります。ひどくなければ、フロントで薬をもらうこともできますが、念のため常備薬は持参しましょう。

郵便

旅先からの手紙、というのも風情があっていいものですよね。
郵便料金は、封書(28gまで)90¢、ハガキ90¢です。切手は郵便局、空港などで買うことができます。(自動販売機があるところもあります)
また、ホテルのフロントで投函をお願いすることもできますが、チップはお忘れなく。

タクシー

手軽で便利な移動手段がタクシーです。荷物が多くてバスに乗れない時などにもおすすめです。
バスや電車に比べ料金は割高になりますが、時間がない時や夜遅くに移動しなければならない時にはとても便利です。
精算時は、運賃の10~15%、さらに荷物1つにつき$1程度のチップをお忘れなく。

チップ

日本人にとって、一番馴染みのない習慣がチップかもしれません。
荷物を運んでもらったとき、ルームサービスを頼んだとき、部屋を掃除してもらったとき、レストランで食事をしたとき、タクシーに乗ったとき、と旅行中のさまざまな場面で必要になってきます。
最初は渡すタイミングもわからず、まごつくこともありますが、「サービスを受けたらチップを渡す」というこの原則を覚え、スマートに支払いたいものです。
また、日本人はチップを忘れがち、というのが浸透している地域(日本人観光客が多いエリア)では、伝票に最初からチップを上乗せされていることもあるので、二重払いにならないよう、支払いの際にはもう一度チェックしてみて。
目安は、荷物一個の運搬、部屋の掃除1回につき$1~2、レストランでは合計金額の15~20%、ルームサービスのオーダー、またタクシー乗車の際は料金の10~15%と言われています。ただしこれはあくまで目安。満足いくサービスだったという場合はもちろんこれ以上でも構いません。また、満足できなかったという場合はその反対です。

税金

旅行中に支払う税金には、物を買う時にかかるセールスタックス(消費税ですね)と、ホテル宿泊時にかかるホテルタックスなどがあります。
アメリカは州によって税率が異なります。セールスタックス0%という州もあるので、買い物好きは要チェックです。

電圧

電圧は120Vです。ソケットは3つ穴ですが、2つ穴プラグの日本製品も使うことができます。
現地で使いたい電化製品の入力電圧を確認しておきましょう。(最近の製品は100V~240Vとなっているものが多いです)
長時間使うような、ヘアドライヤー、アイロンなどは加熱してしまう場合があるので、海外電圧対応用の製品にするか、変圧器を使用することをおすすめします。

レンタカー

日本の運転免許証と、国際運転免許証を携帯しましょう。
特記すべきは、運転者の年齢です。
というのも、25歳以上への貸し出ししかしないレンタカー会社もあります。
また、貸し出しする場合も21歳以上25歳未満の場合は、代金の割増が必要な場合がほとんどです。
また年齢によって車種や車の大きさが制限されることもあります。
レンタカーの借り方の詳細は、「レンタカーを利用する」のページをご覧ください。

祝祭日

以下は連邦政府の定める祝祭日です。
この他に州の定める祝祭日もあります。

1月1日 元日(New Year’s Day)
1月第3月曜 マーチン・ルーサー・キング誕生日(Martin Luther King Day)
2月第3月曜日 大統領の日(President’s Day)
5月最終月曜 メモリアルデイ/戦没者追悼の日(Memorial Day)
7月4日 独立記念日(Independence Day)
9月第1月曜 レイバーデイ/労働者の日(Labor Day)
10月第2月曜 コロンブスデイ(Columbus Day)
11月11日 ベテランズデイ/退役軍人の日(Veterans Day)
11月第4木曜 サンクスギビングデイ/感謝祭(Thanksgiving Day)
12月25日 クリスマス(Christmas)

サンクスギビングデイ、クリスマスは、ショップやレストラン等が一斉に休業することが多いので、日程にこれらの祝日が含まれる場合は要注意です。

アメリカにある日本大使館

詳しくはアメリカ旅行の基礎知識 大使館 をご覧ください。