ジェームズJヒル邸 James J Hill House
ジェームズJヒル邸(James J Hill House)は、19世紀後半から20世紀初頭にかけてミネソタ州 セントポールを中心とした鉄道会社の経営者、カナダ系アメリカ人のジェームズ ジェローム ヒル(James Jerome Hill)の大邸宅。現在は博物館となっている。
ジェームズJヒルは、ミネソタ州 セントポールとワシントン州 シアトルを結ぶ、グレート・ノーザン鉄道の最高経営責任者(CEO)で、敷設した沿線に工場などを誘致してエンパイア・ビルダー(帝国建設者)と呼ばれるようになる。他の鉄道会社を買収して事業を拡大し、莫大な財を築いた。
ジェームズJヒルは、セントポールのサミット-ユニバーシティの丘、ミシシッピ川を南東方向に見下ろす場所に大邸宅を建てた。
設計や建築施工を自身で行い、監督もこなし、3年の期間と93万ドルの費用をかけて、1891年に完成させた。
この邸宅のスケールは、3万6,000立方フィート(1,019立方メートル)で、完成当時はセントポールの建築物の中で最大であった。
頑丈な石造りの邸宅の内部は、シャンデリア、ステンドグラス、繊細な手仕事の木製品などで飾られ、熱、光、水、換気、セキュリティなど当時の最先端の機械システムが導入されていたことで有名。驚くことにパイプオルガンまである。
ガイドツアー
ジェームズJヒル邸では、月曜日と火曜日を除いて、一日2回のガイドハウスツアーを行っている。
また、パブリックウォーキングツアー、グループウォーキングツアー、特別イベント、フィールドトリップなども実施されている。
入館時間や入館料、ツアーの詳細はジェームズJヒル邸のホームページで確認を。
ジェームズJヒル邸のホームページ ⇒ James J Hill House
協力:ミシシッピ・リバー・カントリーUSA Visit Saint Paul
ジェームズJヒル邸の場所と行き方
James J Hill House 240 Summit Ave, St Paul, MN
ミネアポリス・セントポール国際空港から車(レンタカー)で行く場合の一例。
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