ストーン・アーチ・ブリッジ
Stone Arch Bridge

ストーン・アーチ・ブリッジ Stone Arch Bridge

ストーン・アーチ・ブリッジ(Stone Arch Bridge)は、ミネアポリスの市内を流れるミシシッピ川に架かる美しい石造りの橋。

ストーン・アーチ・ブリッジ Stone Arch Bridgeダウンタウン イースト(Downtown East)とマーシー=ホルムズ(Marcy-Holmes)を繋いでいる。
元々は鉄道橋であったが、歩行者と自転車が通行できる橋に改造され、ウォーキング、ジョギング、サイクリングを楽しむミネアポリス市民の憩いのスポットとなっている。

ストーン・アーチ・ブリッジの歴史

1883年鉄道王ジェームズ ジェローム ヒル(James Jerome Hill)が最高経営責任者(CEO)を務めるグレート・ノーザン鉄道(Great Northern Railroad)によって鉄道橋として造られた。橋の構造の説明がそのまま名前となった。
ミシシッピ川に架かる多くの橋の中で石造りの橋はこのストーン・アーチ・ブリッジのみである。また、ミシシッピ川に架かる橋の中で、ミズーリ州 セントルイスにあるイーズ橋(Eads Bridge)の次に古い橋である。
1971年サン・アンソニー・フォールズ歴史地区(Saint Anthony Falls Historic District)の一部としてアメリカ合衆国国家歴史登録財(National Register of Historic Places)に登録された。
1978年鉄道橋としての役目が終わった。
1980年グレート・ノーザン鉄道は1ドルで橋をミネアポリス市に売却することを申し出たが、構造の維持費に懸念があるため、ミネアポリス市はその申し出を拒否した。
1989年ヘネピン郡(Hennepin County)が、将来のライトレール輸送システムに必要になると考え、1ドルで買い取った。
1993年橋の所有権はミネソタ州に移され、ミネソタ州運輸省が所有し、ミネアポリス パーク ボード(Minneapolis Park Board)が管理するようになった。
1994年鉄道橋は、歩行者と自転車が通行できる橋に改造された。

セント アンソニー滝 Saint Anthony Falls

セント アンソニー滝 Saint Anthony Falls

ストーン・アーチ・ブリッジのすぐ上流にセント アンソニー滝があり、ストーン・アーチ・ブリッジの半ば辺りから正面に見ることができる。
セント アンソニー滝はミシシッピ川で唯一の自然の滝であったが、1869年に一部が崩壊したので、コンクリートで補強し、閘門とダムが建設され、船の航行を可能にし、水力発電も行うようになった。この電力により1800年代後半から1900年代後半までミシシッピ川沿岸に建つミル工場は大きな動力で巨大なミルを稼働させることができた。このミル産業の生産量は世界一の規模となり、ミネアポリスの経済を潤した。

協力:ミシシッピ・リバー・カントリーUSA Meet Minneapolis

ストーン・アーチ・ブリッジの場所と行き方

Stone Arch Bridge 100 Portland Ave, Minneapolis, MN
ミネアポリス・セントポール国際空港から車(レンタカー)で行く場合の一例。

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