ミルシティ博物館 Mill City Museum
ミルシティ博物館(Mill City Museum)は、ミネアポリスのミル産業の歴史が学べる博物館。
ミルシティ博物館(Mill City Museum)の最初の建造物は1874年に建設されたが、1874年に小麦粉の爆発で18人の命を奪い、粉砕能力が半減した。
その後、オーストリアのエンジニア、ウィリアム・デ・ラ・バール(William de la Barre)の設計で、1880年に世界最大の製粉所として蘇った。全盛期には、1日に1200万のパンを作るのに十分な粉を粉砕する能力があり、ミネアポリスは世界の製粉産業の中心であることから「ミル シティ」と呼ばれていた。
しかし、この巨大な製粉工場は1991年の火災でほぼ破壊した。
2001年3月、ミネアポリス市は、この廃墟と化した歴史的建造物の残りの部分を遺跡として保護し、なおかつ製粉博物館と教育センターとして活用する計画を立てた。
まずは、不要な瓦礫を取り除き、残った壁を石灰岩、レンガ、コンクリート、鉄鋼など当初の建造物に近い資材で強化し、オリジナルの小麦倉庫、製粉機械、エンジンハウス、鉄道の引き込み線路など、元の工場の特徴を失わないように保護した。
その修復と強化した歴史的建造物を建物の一部として利用し、8階建ての製粉博物館と教育センターを建てた。
ミルシティ博物館には、ミネアポリスのミル産業の発展とその当時の機械や生活が分かる展示、ミシシッピ川のセント・アンソニー・フォールズでミル工場を稼働させる水力発電を行っていた仕組みを理解するための模型、大きなエレベーターで昇り降りして各階でこのミル工場の事を説明するアトラクション、大型のスクリーンに映し出される19分間のムービーなどがある。
協力:ミシシッピ・リバー・カントリーUSA Meet Minneapolis
ミルシティ博物館の場所と行き方
Mill City Museum 704 S 2nd St, Minneapolis, MN
ミネアポリス・セントポール国際空港から車(レンタカー)で行く場合の一例。
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