カンザスシティ・ロイヤルズ
Kansas City Royals
カンザスシティ・ロイヤルズ(Kansas City Royals)は、ミズーリ州 カンザスシティのMLBチームで、アメリカンリーグ中地区に所属。カウフマン・スタジアム(Kauffman Stadium)をホームスタジアムとしている。1985年と2015年にワールドシリーズで優勝、リーグ優勝は4回。
⇒ カウフマン・スタジアムの場所と行き方
ロイヤルズの歴史
1969年にリーグの球団数を拡張する際に設立し、アメリカンリーグ西地区に所属した。
1971年に入団し、1974年5月からレギュラーとなったジョージ・ブレット(George Brett)がチームの主力となり、1975年のシーズン途中からホワイティ・ハーゾグが監督に就任してから1976年、1977年、1978年地区優勝した。しかし、1979年は地区2位に終わりホワイティ・ハーゾグは解雇された。
1980年からジム・フライが監督に就任して、4度目の地区優勝した。リーグチャンピオンシップシリーズではヤンキースに勝利して初のリーグ優勝を果たしが、ワールドシリーズではフィラデルフィア・フィリーズに2勝4敗で敗れた。
1981年前期は20勝30敗と不調となり、後期からディック・ハウザー(Dick Howser)が監督に替わった。後期優勝を果たしたが、ディビジョン・シリーズでアスレチックスに完敗した。
1984年は地区優勝したが、リーグチャンピオンシップシリーズでデトロイト・タイガースに3連敗。
第82回ワールドシリーズ
1985年は1982年に入団した投手ブレット・セイバーヘイゲン(Bret Saberhagen)の活躍も有り、2年連続の地区優勝。リーグチャンピオンシップシリーズではトロント・ブルージェイズと対戦し、1勝3敗から3連勝してリーグ優勝し、2度目のワールドシリーズ進出。第82回ワールドシリーズはセントルイス・カージナルスとシリーズ史上初めての同州対戦となったが、またもや1勝3敗と追い込まれてから3連勝して、球団創立17年目で初のワールドチャンピオンに輝いた。シリーズMVPは、最終戦で完封勝利を挙げるなどの活躍を見せた投手のブレット・セイバーヘイゲンが選出された。
余談ではあるが、セントルイス・カージナルスの監督は、1979年に解雇されたホワイティ・ハーゾグであった。
第110回ワールドシリーズ
2014年のシーズンは、ワイルドカードからプレーオフへ勝ち進み、無敗の8連勝で1985年以来29年ぶりに3度目のリーグ優勝を果たした。ワールドシリーズでは、サンフランシスコ・ジャイアンツに勝つことはできなかったが、復調の兆しが見え始めた。監督はネッド・ヨスト。ロイヤルズ所属の日本人選手 青木宣親はワールドシリーズに出場するが不調で、14打数1安打で打率.071であった。
第111回ワールドシリーズ
2015年のシーズンは6月8日から首位独走で地区優勝し、2年連続でワールドシリーズに進出。ニューヨーク・メッツと対戦し、4勝1敗で30年ぶり2回目の優勝を手にした。監督はネッド・ヨスト。
アメリカ野球殿堂入り選手 National Baseball Hall of Fame
- 1984年選出 : ハーモン・キルブルー (Harmon Killebrew)
- 1991年選出 : ゲイロード・ペリー (Gaylord Perry)
- 1999年選出 : ジョージ・ブレット(George Brett)
- 1999年選出 : オーランド・セペダ (Orlando Cepeda)
ロイヤルズ 永久欠番
- 5 ジョージ・ブレット (George Brett)
- 10 ディック・ハウザー (Dick Howser)
- 20 フランク・ホワイト (Frank White)
- 42 ジャッキー・ロビンソン (Jackie Robinson)
※1997年にMLB全球団の永久欠番に指定された。
ロイヤルズ所属 日本人選手
- マック鈴木(投手): 1999 – 2001年、2002年
- 薮田安彦(投手): 2008 – 2009年
- 野茂英雄(投手): 2008年
- 青木宣親(外野手): 2014年
協力:Visit KC、ミシシッピ・リバー・カントリー
カウフマン・スタジアムの場所と行き方
Kauffman Stadium 1 Royal Way, Kansas City, MO
カンザスシティ国際空港から車(レンタカー)で行く場合の一例。
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