モラン・ポイント Moran Point
モラン・ポイント(Moran Point)は、グランドキャニオン国立公園 サウスリムのイーストリムにあるビューポイントで、グランドキャニオン・ビジターセンターから、デザートビュー・ドライブを東に約15.4マイル(24.6km)の所にあるビューポイント。
⇒ モラン・ポイントの場所と行き方
グランドキャニオン・スーパーグループ
グランドキャニオンで見ることができる地層は、地質学的に重要なことは有名だが、モラン・ポイントから、主要な岩石群をはっきりと見ることができる。
グランドキャニオン深部の大部分を構成する水平方向の堆積岩層は、古生代の岩石層として知られている。この水平な層の下に、グランドキャニオン・スーパーグループ(Grand Canyon Supergroup)と呼ばれる、傾斜した層があり、峡谷の地質学的に重要な部分とされている。モラン・ポイントから北に、このグランドキャニオン・スーパーグループの目立つ傾斜層があって見ることができる。
風景画家 トーマス・モラン
グランドキャニオンとコロラド高原を探索した、ジョン・ウェズリー・パウエル(John Wesley Powell)の探検隊が、1873年にこの地に到達した。その時に同行した米国西部の風景画で有名な芸術家、トーマス・モラン(Thomas Moran)にちなんで、モラン・ポイントと名付けられた。
トーマス・モランが描いた「コロラドの割れ目」(The Chasm of the Colorado)は、議会が10,000ドルで購入し、米国議会議事堂に飾られていた。現在は、ワシントンD.C.の国立美術館にある。
トーマス・モランの仕事は、多くの国立公園を作るのに役立った。
協力:National Park Service
モラン・ポイントの場所と行き方
Moran Point Grand Canyon Village, AZ
グランドキャニオン・ビジターセンターからレンタカーで行く場合の一例。
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