ハヤブサ Peregrine falcon
ハヤブサ(Peregrine falcon)は、先の長く尖った翼と長い尾を持っている。頭部、ホオ、羽は青灰色。胸、腹部は全体的に白く、多くの青灰色で短い横縞がある。くちばしの元、脚、アイリングは黄色い。
翼幅は最大3.5フィート(1.1m)で、オスよりメスの方が大きい。
ハヤブサは、捕食者対策として崖の表面に巣を作る。グランドキャニオン国立公園の崖には、推定100ペアのハヤブサが生息している。
ハヤブサの獲物は、ハト、シギチドリ類やアヒル、その他の鳥で、上空や、崖淵の木の枝からターゲットを見つけると、ストゥープと呼ばれるダイビングによる急降下で捕まえるのが得意。その速度は時速200マイル(320km/h)に達する。ダイビング中、鼻孔の特殊な骨を使用して、空気の流れが肺に損傷を与えるのを防ぐ。
各繁殖ペアは、春の終わりに3~4個の卵を産み、ヒナは真夏に飛び始める。
1970年から1999年まで、ハヤブサはアメリカで絶滅危惧種に指定されていた。農薬DDTの影響により、1975年には、アメリカには324ペアのハヤブサしか残っていなかった。しかし、保護努力とDDT禁止のおかげで、ハヤブサの個体数は回復し、現在は絶滅危惧種ではなくなった。
協力:National Park Service
グランドキャニオン・ビジターセンターの場所と行き方
Grand Canyon Visitor Center S Entrance Rd, Grand Canyon Village, AZ
ラスベガス/マッカラン国際空港からレンタカーで行く場合の一例。
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