ワイメア・ベイ・ビーチ・パーク
Waimea Bay Beach Park
ワイメア・ベイ・ビーチ・パークは、ノースショアのワイメア湾に砂浜が広がるビーチ。シャワー、トイレの設備あり。駐車場もあるが、すぐに満車になる。
夏は波が穏やかで、ライフガードも常駐しており、子供も安心して遊べるビーチだが、冬はノースショア特有の高い波が立ち、プロ級のサーファーで無ければ入水はできない時もある。
ビーチの西側にある岩から、大勢の子供たちが飛び込んで遊んでいるが、注意を促すプレートが出ているので、岩から飛び込むのであれば、自己責任で。
メモリー・オブ・エディ・アイカウ
The Quiksilver In Memory of Eddie Aikau
メモリー・オブ・エディ・アイカウ(The Quiksilver in Memory of Eddie Aikau)は、伝説のサーファー「エディ・アイカウ」の名前を冠したビッグウェーブ・サーフィンの大会。
エディ・アイカウは、1946年3月4日にハワイ州 マウイ島に生まれた、カメハメハ王朝のカフナ(神官)の血筋の一人。
若くからビッグウェーヴ・サーファーとして知られ、デューク・カハナモクに次ぐハワイ人系プロサーファーとして注目される。また、ノースショアのライフガードとしても活躍。
1978年、航海カヌー「ホクレア」の一員として乗り込み、タヒチまでの航海に出発したが、モロカイ海峡で船が遭難し、救援を要請するために、大荒れの海にサーフボードに乗って漕ぎ出したが、消息不明となる。
エディ・アイカウは、血筋、ライフガードとしての数々の人命救助、ビッグウェーヴに乗る勇気、「ホクレア」の乗員を救うために献身的な行動などから、先住ハワイアンの英雄となった。
メモリー・オブ・エディ・アイカウは、12月から2月の3ヶ月間が開催期間とされ、この期間中に、ワイメア湾にハワイアンスタイルで20フィート(約7メートル)以上の波が押し寄せた日に開催される。一般的な波のサイズは、岸から波を見た時のサイズを言うが、ハワイアンスタイルというのは、波の後ろ側から見た大きさ(沖から見た波の大きさ)。ハワイアンスタイルの20フィート(約7メートル)は、一般のサイズで言えば、34フィート(約11メートル)に相当する。
大会は高さだけでなく、大会にふさわしいコンディションの時にしか開催されないので、開催ができない年もあり、“幻の大会”と呼ばれる。
この大会はエントリー制ではなく、出場選手は全て招待を受けたトップサーファーのみ。出場選手は大会が開催されるか否かに関わらず、3ヶ月間、大会に拘束されるために、大会が開催されなくても、出場費用が支給される。
日本人サーファーで、メモリー・オブ・エディ・アイカウに招待されて大会に出場したサーファーは、久我孝男(クガ タカオ)と脇田貴之(ワキタ タカユキ)の二人。
(上の写真はイメージで、大会時の波の写真ではありません)
大会 | 開催日 | 優勝者 | 優勝者の年齢 |
---|---|---|---|
1985/86 | - | Denton Miyamura | |
1986/87 | 1986年12月21日 | Clyde Aikau | 30 |
1989/90 | 1990年1月 | Keone Downing | 36 |
1998/99 | 1999年1月1日 | Noah Johnson | 25 |
2000/01 | 2001年1月12日 | Ross Clarke-Jones | 34 |
2001/02 | 2002年1月8日 | Kelly Slater | 29 |
2004/05 | 2004年12月15日 | Bruce Irons | 25 |
2009/10 | 2009年12月8日 | Greg Long | 25 |
2015/16 | 2016年2月25日 | John John Florence | 23 |
2016年3月現在
ワイメア・ベイ・ビーチ・パークへの行き方
ワイキキからワイメア・ベイ・ビーチ・パークへ車(レンタカー)で行く場合の一例
朝夕のラッシュアワー(平日)は、ワイキキからホノルルの市街地の間は渋滞します。