ウアウ ‘Ua‘u

ウアウ ‘Ua‘u

ウアウ(‘Ua‘u)は、ハワイ固有種の海鳥で、和名はハワイシロハラミズナギドリ(英名:Hawaiian Petrel)。生物学者の推定では、ハワイ火山国立公園 マウナロアの斜面に50から60の繁殖ペアだけが残っている絶滅危惧種。
大きさは、頭から尾までが16インチ(40.6cm)、翼開長は3フィート(90.4cm)。上部は濃い灰色、下部は白。「ウーアーウ」という鳴き声からウアウと名付けられた。

ウアウの巣立ち

繁殖期は春先で、5月頃に1個の卵を産んで、60日間オスとメスが交代で孵卵し、11月から12月初旬頃の巣立ちまでヒナにエサを与える。
育ったウアウの若鳥は巣立って、夜の海に飛んで餌を探す。この時に、街の明かりの影響で、若鳥は方向感覚を失い、地面に落ちたり、構造物と衝突する恐れがある。ウアウは接地してしまうと、再度の飛行が難しく、猫やマングースの餌食になってしまう。そのために、ハワイ火山国立公園とその周辺では、照明は下に向けたり、シールドで覆うようにして、このような事故が起こらないように対策している。(最後の接地は2006年)

協力:National Park Service

ハワイ火山国立公園の野鳥
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