コスズガモ Lesser Scaup
コスズガモ(Lesser Scaup)は、グランドキャニオン国立公園では、一般的ではあるが、1980年代以降の北米全体では、減少傾向にある。減少した主な要因は、汚染、生息地の破壊、気候変動であると考えられている。グランドキャニオン国立公園では、冬にコロラド川沿いで見られる冬鳥。
※ リムからコロラド川の日帰りは、行程的に無理。
オスは、頭と尾が黒く、翼は白で背中は灰色。後頭部に紫色の光沢があり、薄い灰色のくちばしと、黄色い目が特徴。
メスは、明るいまだらの茶色で、頭は暗褐色、くちばしは薄灰色、目はオレンジ色が特徴。
コスズガモは、スズガモと同じように見えるが、スズガモの頭には緑色の光沢がある。
コスズガモは、カタツムリ、昆虫などの無脊椎動物と、ヒルムシロなどの草植物を食する雑食性。
他のカモ類と比較して、コスズガモは、足が体の後ろに向かって配置されているので、水に潜るのには便利であるが、陸上で移動するのは苦手。
巣は、水に近いが、乾燥した植生に囲まれた場所に作る。メスは9~11個の卵を産む。ヒナは孵化後、47~54日で巣を離れる。
協力:National Park Service
グランドキャニオン・ビジターセンターの場所と行き方
Grand Canyon Visitor Center S Entrance Rd, Grand Canyon Village, AZ
ラスベガス/マッカラン国際空港からレンタカーで行く場合の一例。
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