トレイル・オブ・タイム The Trail of Time

トレイル・オブ・タイム The Trail of Time

トレイル・オブ・タイム(The Trail of Time)は、リム・トレイル(Rim Trail)上にある、グランドキャニオンの眺望を楽しみながら、グランドキャニオンの地質学的歴史を学ぶことができるウォーキングトレイル。
トレイル・オブ・タイムの場所と行き方

トレイル・オブ・タイムの2つの区間

トレイル・オブ・タイムは、舗装された比較的平坦なリム・トレイル上にあり、2つの区間に分かれている。
最初の区間は、ヤバパイ・ミュージアム(Yavapai Geology Museum)から始まるヴェルカンプズ・ビジターセンター(Verkamp’s Visitor Center)までの1.5マイル(2.4km)の区間。
2つ目の区間は、ハーミットロード・トランスファーステーション(Hermit Road Transfer Station)から、マリコパ・ポイント(Maricopa Point)までの1.3マイル(2.1km)の区間。
2つの区間は、合わせて2.8マイル(4.5km)になる。

トレイル・オブ・タイムのミリオン マーカー

トレイル・オブ・タイムのヤバパイ・ミュージアムからグランドキャニオンビレッジまでの区間に、1mごとにマーカーが埋め込まれている。この1mが100万年単位となり、区間全体が、グランドキャニオンの地質学的なタイムラインになるように設計されている。
タイムライン・トレイルには、岩と展示があり、グランドキャニオンとその岩がどのように形成されたか理解することができる。展示されている岩の中で、最も古い岩は、18億4000万年のエルブスカズム片麻岩(Elves Chasm gneiss)。最年少の岩は、2億7000万年前のカイバブ石灰岩(Kaibab Limestone)である。
このマーカーを西へ向かえば、グランドキャニオンの地質史を、1歩につき100万年分さかのぼることになり、マーカーの最初から最後まで歩けば、グランドキャニオン20億年分の地質史全体を体験することになる。

トレイル・オブ・タイムの4つのポータル

プロジェクトチーム

トレイル・オブ・タイムは、グランドキャニオン国立公園とニューメキシコ大学のパートナーシップを通じて開発された。
ニューメキシコ大学の地質学教授であるカールE.カールストロム博士(Dr. Karl E. Karlstrom)は、グランドキャニオン国立公園局の専門家と、アリゾナ州立大学およびマサチューセッツ大学の学者で構成されるチームを率いて、展示の設計と開発を行った。
このプロジェクトは、全米科学財団(National Science Foundation)から提供された200万ドルの助成金で賄われた。

協力:National Park Service

トレイル・オブ・タイムの場所と行き方

The Trail of Time Rim Trail, Grand Canyon Village, AZ
ラスベガス/マッカラン国際空港からレンタカーで行く場合の一例。

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