ラニカイ・ビーチ Lanikai Beach
ハワイ語で「ラニ」は天国、「カイ」は海のことなので、ラニカイは”天国の海”という意味です。
全米No.1ビーチに輝いたこともあるビーチです。
ビーチ沿いには、高級住宅や別荘が立ち並んでいます。
道路から、高級住宅の間の小道を抜けてビーチに抜ければ、まさに天国のような景色が広がります。
ターコイズブルーとエメラルドグリーンのグラデーションの海、きめ細かいパウダーサンドの砂浜、沖には双子の島、モクルアが浮かんでいます。
双子の島がポイントになる構図は、アーティストの感性をくすぐるのか、本格的なカメラで写真を撮ったり、イーゼルを立ててキャンパスに絵を書く人が居ます。
双子の島 モクルアは、左の島がモクヌイ、右の島がモクイキです。ハワイ語で、ヌイは大きい、イキは小さい、モクは島と言う意味です。左の島は大きい島、右の島は小さい島という名前が付いています。ルアは2つと言う意味なので、両方の島を合わせてモクルアと呼んでいるそうです。
カイルア・タウンでは、ラニカイを題材にした、様々なフォトグラフやシルクスクリーン、油絵が売られています。
隠れ家のようなビーチ
ラニカイ・ビーチは、人もそれほど多くなく、隠れ家のようなビーチです。しかし、ラニカイ・ビーチは、プライベートビーチではなく、れっきとしたパブリックビーチなのです。
何故、人が少ないかというと、以下の設備が一切ないからでしょう。
・脱衣所 ・トイレ ・シャワー ・ライフガード ・駐車場 ・食堂やビーチカフェ ・売店
ビーチでは、ボディーボードをする人を数名見かけますが、マリン・ジェットが走り回るような激しいビーチ・アトラクション等は一切ありません。
他に目に入るアクティビティは、隣のカイルア・ビーチから出発し、双子島モクルア島を目指すシーカヤックとSUP(スタンド・アップ・パドル)が沖をゆっくりと進んで行くぐらいのものです。
ラニカイ・ビーチへの小道
高級住宅の間に、モクルア・ドライブからラニカイ・ビーチに抜け出る小道が11本程あります。
そのたたずまいは小道ごとに違うので、順番に小道をのぞき込むだけでも楽しいです。
小道を抜けきっても、そこが砂浜のビーチとは限りませんのでご注意。
「OCEAN ACCESS 5」と書かれた看板がある小道を抜けるのが人気のようです。
(4,6.7でも砂浜にでれます)
ラニカイ・ビーチでの注意事項
マナーなどを守り、美しい海をお楽しみください。
駐車場がありません
レンタカーなど、車で行く場合は、駐車場が無いのでご注意ください。
ビーチの近くは住宅街なので、路上駐車ができる場所は限られています。
モクルア・ドライブ沿いは、一見 車を停めれそうに見えますが、駐車禁止の場所が多いです。
良く分からない場合は、隣のカイルア・ビーチに車を停めて歩いていくのが無難かもしれません。
距離は約1マイル(1.6km)程なので、20~25分で歩けますが、カイルア・ビーチの外れからラニカイにかけて急坂があります。
脱衣所、トイレ、シャワー・売店がありません
バスなどでラニカイ・ビーチに行くのなら、直接に行かずにカイルア・ビーチ・パークに寄って着替えるのが良いでしょう。
カイルア・ビーチ・パーク付近には、ショップなどもあるので、飲み物や軽食を手に入れる事ができます。
ライフガードが居ません
自分の命は自分で守るしかないです。自己責任で行動しましょう。
食堂やカフェもありません
要するにラニカイ・ビーチで、飲物や食べ物を手に入れる事は出来ないという事です。
特に飲物を持っていかないと、熱中症になったりするので、気を付けましょう。
公共のゴミ箱もありません
自分のごみは必ず自分で持ち帰りましょう。ゴミ用の袋を持参しましょう。
風が強い地域です
隣のカイルア・ビーチではカイトサーフィンが盛んなスポットで、かなりの強風が吹きます。ラニカイ・ビーチも風が強い時があるので注意しましょう。ゴミやゴミ袋は、他に飛びやすそうな物は、バッグに入れておきましょう。
12月~2月の冬の時期は、日中でも海に入って濡れた後に風が吹くと、肌寒く感じる事があります。ラッシュガードを着るとか、上に羽織るものを一枚 用意しておくことをお勧めします
ラニカイ・ビーチへの行き方
コオラウ山脈を超えて行くルート
ワイキキの中心 ロイヤル・ハワイアン・ショッピングセンターを出発地点として車(レンタカー)で行く場合の一例です。
H1フリーウェイ → パリHwy. → カラニアナオレHwy. → カイルア・タウン → ラニカイ・ビーチ。
ラッシュ時などは、H1フリーウェイやフリーウェイに抜ける道は、渋滞する場合があります。
東海岸まわりのルート
ワイキキの中心 ロイヤル・ハワイアン・ショッピングセンターを出発地点として車(レンタカー)で行く場合の一例です。
コオラウ山脈を超えて行くルートよりも10マイル(16km)遠回りになりますが、景色の良いルートで、こちらから回る人も多いルートとなります。特に朝は美しいドライブ・コースで、途中にはパワースポットがいくつかあるルートです。
The Busでカイルア・タウン経由で
The Busでカイルア・タウンへ行って、レンタサイクルでラニカイ・ビーチを目指すのも楽しいです。
ワイキキからカイルア・タウンまでの片道料金が、たったの2.5ドルです。
ワイキキから The Bus でカイルア・タウンに行く場合、アラモアナなどで乗り換える必要はありますが、2時間以内の2度までの乗り換えは可能なので、2.5ドルで行けます。
カイルア・タウンを散策し、ビーチにも行きたいのなら、カイルアの街からレンタサイクルでカイルア・ビーチ、ラニカイ・ビーチと走るのが便利。
カイルア・タウンにあるホールフーズマーケット( Whole Foods Market )で、オーガニック野菜の量り売りとパンを買って、ランチに持っていくのも良いですね。