ワシントン州のワイン 全米第二位の生産高

ワシントン州ワインカントリー

ワシントン州産のワインはその味の良さと洗練された味わいに定評があり、州内での生産量がぐんぐんと伸びています。
それもそのはず、ワシントン州はフランスのボルドー、バーガディーと同じ緯度に位置しており、ワインに最適な美味な葡萄が生産できる気象と土地条件が揃っているからなのです。
全米でもワインの生産量がカリフォルニアに次いで2位となっています。今やその評判は国内のみならず国際的にも人気が出て、日本でもその人気は定着しつつあります。
主な産地はカスケード山脈の東側、ヤキマ・バレーワラワラ・バレーの乾燥地帯で、朝夕の温度差が大きく味わい深い葡萄が生産されています。シアトル近郊のピュージェット湾近くにもワイナリーがあります。

豊饒の大地と特有の気候、人々の情熱が育んだ味と香り

ワシントン州ワインカントリーフランスの銘醸地であるボルドー地方とブルゴーニュ地方の中間と同じ北緯46~48度に位置し、日照時間は1日平均17.4時間と長く、そのおかげでブドウの完熟度が増します。しかも昼夜の温度差が20度近くで、夜間の涼しさで酸味が高まると言われています。こうして、ワシントンワインの芳醇な果実味と酸味の見事なバランスが形づくられ、暑いだけの土地で育ったブドウにはない、エレガントで洗練されたワインが生まれます。土壌は、氷河時代に繰り返し起こったといわれる大洪水の恵みにより形成された独特なもの。この理想的なテロワールを求め、世界中から情熱溢れる職人的なワインメーカーがワシントン州へ移り住み、ワールドクラスの個性豊かなワイン造りに専心しています。この土地でワインメーカーが目指すのは、大量生産ではなく、あくまでも高品質で心のこもった手作りの少量生産です。

美しい風景も堪能しながら こだわりのワイナリー巡り

ワシントン州ワインカントリーお気に入りのワインに出会うための旅なんて、想像しただけで心が躍ります。きままに産地を訪れ、思い思いにブドウ畑を歩き、美しい景観に心癒される…。もちろん、美味しいワインと料理のマリアージュを楽しむことも忘れてはいけません。
シアトルのダウンタウンから車で約30分のウッディンビルには、シャトー・サン・ミッシェルをはじめ、そんな幸福が味わえる大小様々なワイナリーが点在しています。
また、ワシントン州東部では、コロンビア川を見下ろす絶景が自慢のケイブ・ビー・エステト・ワイナリーへ立ち寄り、ワインとともに大人のリゾートライフを楽しむのもいいかもしれません。ほかにもワイン通ならばワラワラヤキマヴァレー、トライシティー、さらにシェラン湖、スポーケンなど魅力溢れるワインの里を訪れてみましょう。

音楽とワインを楽しむ 極上の時間

ワシントン州ワインカントリー美味しいワインをいただきながら送る、その季節、その土地でしかできない個性豊かな体験は、旅の思い出を何倍も豊かなものにしてくれます。
例えば老舗ワイナリーの中には、毎年、サマー・コンサートを開催するところがあります。快適な夏空の下、ワインに舌鼓を打ちながら、一流ミュージシャンの生演奏を楽しむことができるのです。また、オーガニックだけではなく、バイオダイナミック農法を真剣に取り組み栽培醸造している人気ワイナリーも存在するので、ぜひ体験してみたいもの。
さらに、ネイティブ・アメリカンのティピー、 トレイラーに宿泊し、乗馬を楽しみながらワイナリー巡りをするユニークな体験も大人気です。

ワシントン州 南部

ヤキマ・バレー

果樹園でのフルーツ狩りや自然に囲まれたブドウ園やワイナリーをハイキング、乗馬しながら周遊できます。1983年創設で、ワシントン州で最初に認可された地域です。
ヤキマ・バレーの詳細

ワラワラ・バレー

ワラワラ渓谷の中心にあるブルーマウンテンの麓に位置するワラワラ。その意味が「水が多くある場所」。ヒストリックなダウンタウンや四季折々楽しむ自然の観光を楽しむことができます。勿論ワイナリー巡りやワインテースティングなどが盛んで、町には有名レストランもあり、ワインと一緒にどうぞ。
ワラワラ・バレーの詳細

コロンビア・バレー

ワインカントリーの中心地にある、コロンビア・バレーはいわゆるトライシティー(ケネウィック、パスコ、リッチランド)にも隣接しています。ワイナリーの宝庫でその数は60マイル四方に100以上。近隣のヤキマワラワラと共にワインツーリズムの中心的場所です。

コロンビアゴージ

美しい自然に囲まれたブドウ園とそれを取り巻くワイナリーとテースティングルームは全部で22カ所。各ワイナリーが独自の特色を持つワイナリーは2~3日かけてゆっくりワインを堪能したいものです。

ワシントン州 西部

ウッディンビル・ワインカントリー

シアトルより車でわずか30分。シアトルからの一日ツアーとしても人気上昇中!ウッディンビルには40以上のワイナリーが点在しています。大規模なコロンビア・ワイナリーやフランスのシャトーを彷彿させるシャトー・セント・ミッシェル・バインヤード&ワイナリーなど必見です。
ウッディンビルの詳細

ビュージェット・サウンド地区ワイナリー

大自然に囲まれたワイナリーは必見。

オリンピック半島

オリンピック半島内には11カ所のワイナリーがあります。どんな食事にでも必ずぴったりのワイン見つかるでしょう。ここで醸造されるワインは極上なブドウの種類から、また他ではみられない珍しいブドウから造られたものもありますので、是非お試し下さい。さらにワインのほとんどの銘柄は年間2,000ケース以内しか製産しない為、地域限定の「レアもの」銘柄も少なくありません。

ワシントン州 中部

コロンビア・カスケード

カスケードマウンテン、大河、湖などに囲まれたこのエリアはワイン産地として近年急速に成長をしている場所で、コロンビア・カスケード地区として親しまれるようになりました。近隣にはレイクリゾートや美しいドイツの雰囲気たっぷりの町などがあり、ワイン以外でも観光スポットとして注目されているエリアです。

 

資料協力:シアトル・ワシントン州観光事務所