シャトークア国立野生動物保護区
Chautauqua National Wildlife Refuge

シャトークア国立野生動物保護区 Chautauqua National Wildlife Refuge

シャトークア国立野生動物保護区は、イリノイ州 シカゴのオヘア国際空港から南西に192マイル(307km)の所にある保護区で、イリノイ川に沿って移動する何百万羽の渡り鳥に休息地を提供することを主な目的として、1936年に設立されました。
シャトークア国立野生動物保護区の場所と行き方

ラムサール条約湿地

この保護区は重要野鳥生息地に指定され、西半球シギ・チドリ保護区ネットワークに受け入れられ、国際的に重要なラムサール条約湿地に指定されています。

この保護区は、イリノイ州中西部のイリノイ川沿いに、124マイル(198km)にわたって広がるイリノイ川国立野生生物保護区の一部として管理されており、エミクオン(Emiquon)、シャトークア(Chautauqua)、メレドシア(Meredosia)の3つの保護区で構成されています。
13,000エーカー(52.6平方キロメートル)のエリアに、背水湖、底地の森林、氾濫原の湿地、高地の生息地が複合的にあり、イリノイ川に沿って移動する水鳥の60%から70%に、生息地を提供しています。

冬のシャトークア

ハクトウワシ

冬の終わりには、ハクトウワシが絶壁と川の海岸線に沿って木に点在し、数千羽のハクガンが群れます。
絶滅寸前だったナキハクチョウが数百羽、戻ってくるようになりました。
樹木が茂ったエリアでしばらく待つと、ズアカキツツキが木を叩く音が聞こえます。じっくりと見回すと、ズアカキツツキの赤や白の部分が目に入るかもしれません。

春のシャトークア

春のシャトークア

2月下旬から3月上旬、春の渡りが始まると白色と青色のハクガンが渓谷に降りてきます。10万羽以上のハクガンが群れるのは珍しいことではありません。
3月中旬になると、アメリカコガモ、オナガガモ、ハシビロガモ、オオホシハジロ、ウミアイサなどの派手なプルームに換わります。
春の終わりに、アメリカオオバンが水辺を歩き回り騒ぎだします。
4月と5月は、さまざまなアメリカムシクイが飛び回ります。

夏のシャトークア

夏のシャトークア

5月下旬から6月上旬にかけて、トキを見かけることがあります。
6月には、アメリカシロペリカンの群れが目立ちますが、緑豊かな湿地の植生の中を注意深く観察すると、ゴイサギが巣を作っているのを見つけることができます。
夏の間、鮮やかな色のオウゴンアメリカムシクイが、沼地の低地の森林地帯で営巣しているのが観察されることがあります。
アメリカオシのヒナが小川などでよく見られます。
青く輝くルリノジコは、道端や草原で頻繁に見ることができます。
7月から9月は、湿地の水が引いて干潟に変わり、シギ科やチドリ科の野鳥が見られます。また、カモメやアジサシにも出会える可能性があります。

秋のシャトークア

秋のシャトークア

秋の雨は、秋の渡りの合図のようなものです。10月から11月下旬にかけて、湿地帯はカモの鳴き声でいっぱいになります。
通常、渡りは11月にピークに達して、28種の水鳥が保護区を利用します。
12月には、ほとんどの水鳥がさらに南に移動します。
アメリカチュウヒとアカオノスリが飛んでいるのを簡単に見つけることができます。

資料協力:U.S. Fish & Wildlife Service

シャトークア国立野生動物保護区の場所と行き方

Chautauqua National Wildlife Refuge 19031 E County Road 2110N, Havana, IL
シカゴ/オヘア国際空港から車(レンタカー)で行く場合の一例。

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