メレドシア国立野生動物保護区
Meredosia National Wildlife Refuge
メレドシア国立野生動物保護区は、イリノイ州 シカゴのオヘア国際空港から南西に264マイル(422km)、イリノイ州モーガン郡とキャス郡のイリノイ川の東側に位置しています。1973年に設立されました。
⇒ メレドシア国立野生動物保護区の場所と行き方
イリノイ川に西岸とメレドシア湖の東岸の間にある湿地は排水されず、いくつもの小さな島々には草原が残っており、一部の森林地帯は1800年代後半の状態のままの状態です。さほど広域ではないものの、これらの手付かずの環境は素晴らしい生物多様性を支えており、希少で絶滅の危機に瀕している動植物の生息地です。
冬のメレドシア国立野生動物保護
冬の終わりには、ハクトウワシが絶壁と川の海岸線に沿って木に点在し、数千羽のハクガンが群れます。
絶滅寸前だったナキハクチョウが数百羽、戻ってくるようになりました。
樹木が茂ったエリアでしばらく待つと、ズアカキツツキが木を叩く音が聞こえます。じっくりと見回すと、ズアカキツツキの赤や白の部分が目に入るかもしれません。
春のメレドシア国立野生動物保護
2月下旬から3月上旬、春の渡りが始まると白色と青色のハクガンが渓谷に降りてきます。10万羽以上のハクガンが群れるのは珍しいことではありません。
3月中旬になると、アメリカコガモ、オナガガモ、ハシビロガモ、オオホシハジロ、ウミアイサなどの派手なプルームに換わります。
春の終わりに、アメリカオオバンが水辺を歩き回り騒ぎだします。
4月と5月は、さまざまなアメリカムシクイが飛び回ります。
夏のメレドシア国立野生動物保護
5月下旬から6月上旬にかけて、クイナ科の野鳥が見られることがあります。
6月には、アメリカシロペリカンの群れが目立ちますが、緑豊かな湿地の植生の中を注意深く観察すると、ゴイサギが巣を作っているのを見つけることができます。
夏の間、鮮やかな色のオウゴンアメリカムシクイが、沼地の低地の森林地帯で営巣しているのが観察されることがあります。
アメリカオシのヒナが小川などでよく見られます。
7月から9月は、湿地の水が引いて干潟に変わり、シギ科やチドリ科の野鳥が見られます。また、カモメやアジサシにも出会える可能性があります。
ウチワサボテンは、砂地の草原で鮮やかな黄色に咲きます。花が咲いていない時は、足元に注意しないと痛い目にあいます。
秋のメレドシア国立野生動物保護
秋の雨は、秋の渡りの合図のようなものです。10月から11月下旬にかけて、湿地帯はカモの鳴き声でいっぱいになります。
通常、渡りは11月にピークに達して、28種の水鳥が保護区を利用します。
12月には、ほとんどの水鳥がさらに南に移動します。
アメリカチュウヒ、コミミズク、ハクトウワシ、アカオノスリなどの猛禽類が飛んでいるのを簡単に見つけることができます。
資料協力:U.S. Fish & Wildlife Service
メレドシア国立野生動物保護区の場所と行き方
Meredosia National Wildlife Refuge 2219 Beach Rd, Meredosia, IL
シカゴ/オヘア国際空港から車(レンタカー)で行く場合の一例。
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