グランド・オール・オープリー
The Grand Ole Opry
テネシー州 ナッシュヴィルのラジオ局WSMの番組「グランド・オール・オープリー」は、カントリー・ミュージックの公開ライブ放送で、アメリカのラジオ番組として最長寿の番組。1925年から今日まで休むことなく、毎週土曜夜に放送されている。放送番組は、グレート・アメリカン・カントリー(GAC)ネットワークでTV放送化された。放送は、インターネットでも聞くことができ、世界に多くのファンが居る。
グランド・オール・オプリは、カントリーを中心に、ブルーグラス、ゴスペル、ロックなどを全米に発信し、カントリー・ミュージックを有名にした番組。
カントリー・ミュージックの不朽の殿堂でもあるグランド・オール・オープリーオープリーにレギュラー出演する事は、カントリーミュージシャンにとって栄誉あることで、ハンク・ウィリアムズ、カーター・ファミリー、ビル・モンローなどの多くの巨匠をはじめ、コンテンポラリー・カントリーの何百ものスター達が出演した。
エルビス・プレスリーも出演
1954年10月2日に、エルビス・プレスリーが出演し、当時レギュラー出演者だったビル・モンローの前でビル・モンロー作曲の「ケンタッキーの青い月」を演奏しました。この曲は1954年7月19日に発表されたエルビスのファーストシングル「ザッツ・オール・ライト」のカップリング曲として録音されていますが、原曲のゆったりとした3/4拍子からアップビートな4/4拍子のブルース調にアレンジされており、司会者のジム・デニーは、エルビスに「メンフィスに戻ってトラックの運転手をやり直した方がいい」と皮肉を言ったそうです。しかし、このエルビスの「ケンタッキーの青い月」は、メンフィス、ナッシュビル、ニューオーリンズでトップ10に入ります。 エルビスのグランド・オール・オープリーの出演はこの一度だけとなります。
グランド・オール・オープリー・ハウス Grand Ole Opry House
1943年から1974年まで、番組の公開ライブは、ナッシュビルの五番街北116番地にあるライマン公会堂でおこなわれていましたが、1974年にライマン公会堂からミュージックバレーのグランド・オール・オープリー・ハウスに移りました。
⇒ グランド・オール・オープリー・ハウスの場所と行き方
席数4400席の会場。オープリー・ハウスのステージには、ライマン公会堂のオーク材の舞台を直径6フィート (1.8 m)の円形に切抜いたものが、はめ込まれています。
会場はバックステージツアーなど、いくつかの見学ツアーに参加する事が出来ます。
金曜日と土曜日の夜のグランド・オール・オープリーの番組参加には事前にチケットの購入が必要です。
⇒ Grand Ole Opry H.P.
カントリーミュージック協会賞(CMAアワード)の授賞式が1974年から2004年まで、グランド・オール・オープリー・ハウスで行なわれました。
協力:ミシシッピ・リバー・カントリーUSA
Nashville Convention & Visitors Corp
グランド・オール・オープリー・ハウスの場所と行き方
Grand Ole Opry House 2804 Opryland Dr, Nashville, TN
ナッシュビル国際空港からレンタカーで行く場合の一例。
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