スレイブヘブン博物館
Slave Haven Underground Railroad Museum
スレイブヘブン博物館(Slave Haven Underground Railroad Museum)は、メンフィスのアップタウンの少し北、ノース・セカンド・ストリート(N.2nd St)沿いにある、黒人奴隷の歴史と逃亡支援に関する博物館です。スレイブヘブン博物館には無料の駐車場があります。メンフィストロリー Main Street Rail Line の William Hudson Transit Center から徒歩で約15分です。
⇒ スレイブヘブン博物館の場所と行き方
黒人奴隷が逃亡するための支援施設
スレイブヘブン博物館は、その昔ヤコブ バークル(Jacob Burkle)というドイツからの移民が1849年に建てた家で、コットン農場などから脱走してきた黒人奴隷が、奴隷所有者の追跡の手が届かない北部まで逃れきる為のアンダーグラウンド・レールロードと呼ばれる秘密のルートの中継地点(ステーション)でした。その役割は1855年から奴隷制度が廃止されるまで(奴隷解放宣言は1865年1月に可決)続きました。
見学ツアー
住居の床下に捜索の目をごまかすための隠れ場所である狭く暗い地下セラーと、地下セラーを隠すためのカラクリとなっていた19世紀の家具などが今でも残っていて見学する事ができます。この建物まで逃げ込んできた奴隷たちは、北へ逃亡するための船を待つために何日もこの狭く暗い地下セラーに身を潜めていました。
他にも、この博物館には奴隷制度に関する資料、逃亡に関する様々な貴重な資料、逃亡した奴隷の追跡に関しての資料などが展示されています。かなり奥の深い話を聞くことができますが、黒人の奴隷制度などにあまり詳しくなければ、スレイブヘブン博物館へ見学に行く前に、ナショナル・シビルライツ博物館(国立公民権博物館)やコットンミュージアムなどで、黒人奴隷に関する基礎知識をつけておいた方が良いでしょう。
⇒ スレイブヘブン博物館(見学は事前予約が必要)
協力:メンフィス市観光局
スレイブヘブン博物館の場所と行き方
Slave Haven Underground Railroad Museum 826 N 2nd St, Memphis, TN
メンフィス国際空港からスレイブヘブン博物館へ、車(レンタカー)で行く場合の一例。
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