ライマン公会堂 Ryman Auditorium

ライマン公会堂 Ryman Auditorium

ダウンタウンの一角、レンガ色をした建物のライマン公会堂は、1892年に蒸気船の船長だったトム ライマンを中心に、いくつかの酒場のオーナーなどのナッシュビルの実業家によってゴスペル礼拝堂として建設されました。ライマンの死後、ライマンに敬意を表してライマン公会堂と名前が変更されました。
ライマン公会堂の場所と行き方

ライマン公会堂 Ryman Auditorium

ライマン公会堂は、数々のショーが行われるようになっり、若きカントリー歌手達の登竜門となりました。1940年代からカントリーだけでなく、プレスリーなどアメリカを代表する人気ミュージシャンのコンサートが開かれてきました。また、チャーリー・チャップリンやキャサリン・ヘップバーンもステージを踏んだことがあります。“南部のカーネギーホール”と呼ばれ、ナッシュビルの重要な音楽の拠点となりました。
1943年から1874年までこの場所から、人気音楽番組「グランド・オール・オープリー」が発信されていました。
現在は、2,362席のライブ会場としてジャンルを問わずに、いろいろミュージシャンのライブが行われています。
廊下やロビーは。出演したスターの思い出の品々が展示され、ちょっとした博物館にもなっています。

TV番組『ジョニー・キャッシュ・ショー』

ジョニー・キャッシュの冠番組(全米ネット)が決まり、TVショーの収録会場について話し合われている時にジョニー・キャッシュは「俺はここ(ライマン公会堂)以外で、やらないよ」と言い放ったそうです。
『グランド・オール・オプリー』により、カントリーミュージックの聖地となったライマン公会堂に拘ったのです。
しかし、全米ネットの番組を収録するには、ライマン公会堂は古くて狭い厳しい環境でした。この悪状況を克服したのは、ライマン公会堂への拘りだったのでしょう。その情熱が反映して、思いがけない出来事が実現する事になります。
普段はTV出演をしなかったボブ ディランの出演、引退状態だったルイ・アームストロングが登場してカントリーの曲を歌ったりなどなど。
放送は、1969年6月7日から1971年3月31日までの計58回の、決して長寿番組とは言えませんが、音楽ファンにとって意味のある内容の濃いものだったと語り継がれています。

協力:ミシシッピ・リバー・カントリーUSA
Nashville Convention & Visitors Corp

ライマン公会堂の場所と行き方

Ryman Auditorium 116 5th Ave N, Nashville, TN
ナッシュビル国際空港からレンタカーで行く場合の一例。

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