オーティス・レディング Otis Redding
オーティス・レディングは、1941年9月9日にジョージア州 ドーソンで生まれました。
1963年3月のファースト・シングル「ジーズ・アームズ・オブ・マイン These Arms of Mine」は80万枚を売り上げるヒットとなり、1964年スタックス傘下のヴォルトから発表したアルバム『Pain in My Heart』は、アトランティック・レコードのもとで全国流通を果します。
1965年末に「お前をはなさない」を大ヒットさせ、多くの名曲を生み出します。
オーティス・レディングは、歌が上手いだけでなく、ビッグ・オーと呼ばれるぐらいの巨体から発せられる声量豊かなパワー満点のヴォーカル・スタイルとハスキーな声質で、観客を魅了します。
1967年にはヨーロッパ・ツアーを敢行、6月にはモンターレー・ポップ・フェスティヴァルに出演して白人のオーディエンスにも受け入れられます。しかし、その大成功の半年後、1967年12月にツアー中の飛行機事故によってこの世を去ってしまいます。
事故の直前にボーカルトラックをとり終えていた「ドック・オブ・ザ・ベイ (Sittin’ on) The Dock of the Bay」は、共作者でギタリストであるスティーブ クロッパーの手によりリリース。録音中にオーティスが「今までで最大のヒットになるぞ」と言っていた通り、R&Bチャート3週、ポップ・チャート4週1位を記録します。
オーティスの唱法や音楽は多くのミュージシャンに影響を与えます。日本では上田正樹や忌野清志郎は自らその影響の大きさをインタビューなどに残しています。
死後40年以上経つ今でも、オーティス・レディングは、「キング オブ ソウル」として君臨しています。