ジョニー・キャッシュ博物館
The Johnny Cash Museum
ジョニー・キャッシュ博物館(The Johnny Cash Museum)は、2013年5月1日ナッシュビルのダウンタウンにオープンしました。
⇒ ジョニー・キャッシュ博物館の場所と行き方
ナッシュビルを中心に活躍したシンガーソングライターのジョニー・キャッシュに関する世界最大のコレクションを所蔵しています。
オープンした5月1日という日は、ジョニー・キャッシュに関して意味のある日です。1969年5月1日に、ジョニー・キャッシュの冠番組『ジョニー・キャッシュ ショウ』の第一回目が、ナッシュビルのライマン公会堂で収録された日(放送は6月7日)なのです。この第一回目の収録のゲストは、普段はTV出演をしなかったボブ ディランで、全米で話題となりました。
ジョニー・キャッシュ Johnny Cash
ジョニー・キャッシュは、1932年2月26日アーカンソー州 キングスランドで生まれました。
1955年6月メンフィスのサンレコードからシングル「ヘイ・ポーター Hey Porter」でデビューします。この曲は、ビルボード誌全米カントリーチャート14位のヒットとなり、続くシングル「フォーサム・プリズン・ブルース Folsom Prison Blues」もカントリーチャート4位の大ヒットとなったことから、カントリー・ミュージシャンとされることが多いですが、実際には、ゴスペルをルーツとし、初期のステージでは、ロカビリーやブルースも披露していました。また、後年、ロックのアプローチも見せており、ポール マッカートニーをはじめとし、ボブ ディラン、リトル リチャード、U2、カート コバーンなど多くのロックミュージシャンからリスペクトされています。
ジャンルにとらわれない幅広い音楽活動は、それぞれ認められ、カントリー・ミュージックの殿堂、ロックの殿堂、ゴスペル・ミュージックの殿堂と、複数の殿堂入りを果たしています。ヒット曲も140曲以上(エルビス・プレスリーが151曲で世界最多)あり、グラミー賞も11回受賞。音楽的には華々しい実績だが、プライベートにおいてアルコールや薬物の中毒、トラブルから微罪による収監など負のイメージも持つ。
1966年に離婚した後、1968年にカントリー・ミュージック・バンド、カーター・ファミリーのジューン カーターと再婚。
メン・イン・ブラック
1960年代のカントリーミュージシャンの多くは、カウボーイスタイルが大半でしたが、ジョニー・キャッシュは黒い衣装を身にまとっていました。1971年に発表したアルバム『メン・イン・ブラック Man In Black』は、カントリー・チャートで1位になりました。以後も、オン オフに係らず、ずっと黒い服を着ています。
協力:ミシシッピ・リバー・カントリーUSA
Nashville Convention & Visitors Corp
ジョニー・キャッシュ博物館の場所と行き方
The Johnny Cash Museum 119 3rd Ave S, Nashville, TN
ナッシュビル国際空港からレンタカーで行く場合の一例。
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