ビールストリート・ランディング
Beale Street Landing
ビールストリート・ランディングは、ビールストリートがミシシッピ川に突き当たった河岸にある船の乗降所。単なる乗降所ではなく、リバーフロント バー&グリル、メンフィス・リバーボートのチケットオフィス、子供用ウォーターパークと遊び場、展望所を併設した複合施設となっている。
メンフィスは1819年に綿花とアフリカ人奴隷の輸送港として、ミシシッピ川のブラフ(崖)の上に設立された都市で、世界的な綿花産業の拠点となり150年に渡って栄えた。その後、輸送港としての機能は衰退したが、メンフィスがミシシッピ川と密接な関係がある都市であることを再認識するために、数百万ドルをかけて河岸を整備し、21,887平方フィート(2,033平方メートル)の規模の複合施設「ビールストリート・ランディング」として2014年にオープンさせた。1800年代の頃は、多くの船着場がウルフリバー港の内側にあったが、ビールストリート・ランディングはアメリカン・クイーンやアメリカン・デュックスのような豪華な船舶が接岸できるように、ウルフリバー港の入り口付近にモダンなドッキング施設を建設した。南側はビール ストリート ミュージック フェスティバルやバーベキュークッキング世界チャンピオン大会が開催されるトム・リー・パークと繋がっている。
景観の良い観光スポット
ビールストリート・ランディングがあるミシシッピ川の土手は、5階建てのビルぐらいの高さがある。そのことからミシシッピ川を遠くまで見渡せる。特にリバーフロント バー&グリルやメンフィス・リバーボートのチケットオフィスが入っている建物の上にある展望台からの眺めは抜群で、川上のエルナンド・デ・ソト ブリッジやバスプロショップス・アット・ザ・ピラミッドから、川下のビッグ・リバー・クロッシングがあるハラハン橋まで見渡すことができ、人気のビューポイントである。また、アメリカン・クイーンが停泊している時や、ハラハン橋がライトアップされている時は、絶好のフォトポイントとして人気がある。
ビールストリート・ランディングで人気のアトラクションは、メンフィス・リバーボートのクルーズである。90分の観光クルーズは景色を楽しめるだけでなく、ミシシッピ川やメンフィスの歴史を解説をしてくれる。2時間のディナー&ミュージック クルーズは、メンフィス名物のメンフィスBBQなどのビュッフェ式のディナーと、ブルースとジャズのミュージックライブを楽しむことができる。エルビス・プレスリーのファンなら毎年8/16のエルビス・プレスリーの命日に、彼のクラシックな歌を聞きながら彼が好きな料理を食べるトリビュートクルーズは見逃せない。
協力:メンフィス市観光局
ビールストリート・ランディングの場所と行き方
Beale Street Landing 251 Riverside Dr, Memphis, TN
メンフィス国際空港からビールストリート・ランディングへ、車(レンタカー)で行く場合の一例。
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