エル パセオ El Paseo

エル パセオ

エル パセオ(El Paseo)は、サンタバーバラダウンタウンステートストリートに位置する、スパニッシュ・コロニアル・リバイバル様式のコンプレックス。ギフトショップ、レストラン、ギャラリー、ジュエリーショップなどがある。その中でも、240名収容できる歴史あるメキシコ料理レストラン エル パセオ・メキシカン・レストラン(El Paseo Mexican Restaurant)は世界的に有名。また、いくつものワイン・テイスティングルームがあり、他の商業施設とは違った魅力がある。

エル パセオの歴史と意義

エル パセオ

スペイン風建築の普及委員会の委員長を務めるバーナード・ホフマン(Bernhard Hoffman)が、荒廃していた1820年代の建物 カサ・デ・ラ・ゲラ(Casa de la Guerra)を買い取って、その周辺を含む一角をスペイン風の商業施設に再開発し、エル パセオとして1924年にオープンさせた。このエル パセオは、観光客に人気のスポットとなり、サンタバーバラにスペイン風建築を普及させることが、市の観光化を推進することにつながる証明となった。今では、アメリカ合衆国国家歴史登録財に登録され、サンタバーバラ市の文化遺産となっている。

噴水広場

エル パセオ

エル パセオの中庭にある、噴水広場は祭事にも使われ、エル パセオの象徴となっている。今でもサンタバーバラの人気スポットの一つである。

バーナード・ホフマン Bernhard Hoffman

バーナード・ホフマン(Bernhard Hoffman)は、1874年にマサチューセッツ州で生まれ1919年に娘の糖尿病治療のためにサンタバーバラへ転居した。サンタバーバラにあるスペイン風の建築物に魅了され、1920年にコミュニティアート協会に参加。1922年にサンタバーバラの都市計画委員会を新設して委員長に就任。1924年に市役所やロベロ シアターをスペイン風のデザインにリノベーションした。
1925年6月29日の大震災で壊滅的なダメージを受けたダウンタウンを「スペイン風建築による復興」を推進し、サンタバーバラを人気の観光リゾート地として生まれ変わらせた重要人物の一人。

協力:カリフォルニア観光局、Visit Santa Barbara

 

エル パセオの場所と行き方

El Paseo 15 East De la Guerra Street, Santa Barbara, CA
ロサンゼルス国際空港から車(レンタカー)で行く場合の一例。

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