ソルトクリーク Salt Creek

年間で数ヶ月間だけ現れる小川

ソルトクリーク Salt Creek

ソルトクリークには、11月から5月までの期間だけ小川が出現する。この不思議なソルトクリークは、ファーニスクリークから、北西の方向 約14.5マイル(23km)の場所にある。
ソルトクリークの場所と行き方

ソルトクリーク インタープレテイブル トレイル

ソルトクリーク Salt Creek

11月から5月だけ現れるソルトクリークは、かつては巨大な淡水湖の一部だった。約1万年前に巨大な湖が干上がり、淡水だった水は塩水に変わり、今では海水の5倍まで塩分濃度が上がった。この特殊な環境であるソルトクリークには、長い年月をかけて環境の変化に順応した動植物が存在し、動植物研究所の研究対象になっている。その様子を観察するには、ソルトクリーク インタープレテイブル トレイル(Salt Creek Interpretive Trail)という、全長0.5マイル(800m)の車椅子でもアプローチが可能な遊歩道を散策するのがおススメ。
ソルトクリークでは、年間を通して美しい鳴き声の鳥やオオアオサギが集まり、小川の塩水だまりは青い空と静まり返る周りのバッドランドを映している。

生きた化石 パップフィッシュ

ソルトクリーク Salt Creek2月から4月にかけて、ソルトクリークでは、体長約 6cm のパップフィッシュと呼ばれる珍しい魚を観察することができる。このパップフィッシュは、海水の2.5~5倍の塩水の中で生きることができるだけでなく、氷点から摂氏42度までの水温でも生きることができる。更に驚くべきことは、夏にソルトクリークが干上がっても休眠して、水のある時になれば活動を再開することができる。
この環境適応性(進化)は、ガラパゴス諸島での陸亀やダーウィンフィンチ類の存在に匹敵すると考えられ、研究されている。

資料協力:カリフォルニア観光局

ソルトクリークの場所と行き方

ロサンゼルス国際空港から車(レンタカー)で行く場合の一例。
Salt Creek Interpretive Trail ※ 駐車スペースあり

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