ザ・ビバリーヒルズ・ホテル

ザ・ビバリーヒルズ・ホテル　The Beverly Hills Hotel

ザ・ビバリーヒルズ・ホテル（The Beverly Hills Hotel）は、ビバリーヒルズロデオドライブの北端に位置する。高級ブランドが軒を連ねるにぎやかな通りから、さらに1マイル（1.6km）ほど奥の落ち着いた環境に建つ。ビバリーヒルズが脚光を浴びる2年ほど前の1912年に開業。その当時はライマメ畑に囲まれていたそうだ。

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ハリウッドスターの隠れ家

ザ・ビバリーヒルズ・ホテルは、長年ハリウッドスターの隠れ家で遊び場だった。
カリフォルニアの青い空にそびえ立つパームツリーと、12エイカーのトロピカルガーデンのエキゾチックな花に囲まれ、建物がピンク色だったことから”ピンクの宮殿”（Pink Palace）と呼ばれていた。
マリリンモンローは一時期、このホテルに住んでいた。エリザベステイラーは、8回のハネムーンの内の6回はこのホテルに滞在した。
また、ホテルのポロラウンジ（Polo Lounge）は、フランクシナトラと仲間たちのたまり場だった。

ホテル・カリフォルニア　Hotel California

『ホテル・カリフォルニア　Hotel California』は、1976年12月8日にリリースされたイーグルスの5枚目のアルバム。
アルバムからのファーストシングル「ニュー・キッド・イン・タウン」に続き、セカンドシングルの「ホテル・カリフォルニア」も全米チャートNo.1に輝き、アルバムは8週間連続で全米1位になった。1976年グラミー賞で最優秀レコード賞を受彰した名盤。
イギリス、カナダ、日本でも大ヒットし、アメリカではすでに人気の高かったイーグルスが、アメリカを代表するロックバンドとなった。
このアルバムのタイトル曲「ホテル・カリフォルニア」は、架空のホテルでの不思議な出来事を歌詞にしているが、架空のストーリーだけに歌詞の解釈が難解な部分もあり、後々まで話題となった。
アルバムジャケットの夕方のホテルは、歌詞同様に「アメリカの衰退を表現している」などの説が飛び交っていたが、ボーカルで作詞をしたドンヘンリーはインタビューで曖昧な回答しかしていない。
その真意はともかく、このホテルは架空のホテルではなく、実在のホテルを撮影したもので、そのホテルはザ・ビバリーヒルズ・ホテルである。この事から、多くのイーグルスファンがザ・ビバリーヒルズ・ホテルに訪れるようになった。
但し内ジャケットに写っているホテルのロビーのような光景は、別の場所で撮影したもので、ザ・ビバリーヒルズ・ホテルのロビーでは無い。

協力：カリフォルニア観光局、Los Angeles Tourism & Convention Board
Beverly Hills Conference & Visitors Bureau