フランシス フォード コッポラ ワイナリー
FRANCIS FORD COPPOLA WINERY
映画監督のフランシス フォード コッポラは、1975年に、250万ドルを投じて、ナパに1,560エーカーという広大な土地を購入。別荘として買った物件は、歴史あるワイナリー「イングルヌック」の敷地の一部だったことを「カリフォルニアワインの父」といわれるロバート モンダヴィから教えられる。その話に感銘を受けたコッポラは、20年という年月をかけて「イングルヌック」の畑を徐々に買戻し、シャトーを改築。2011年にはイングルヌックの商標権も取得し、そのブランドを復活させている。
⇒ イングルヌックの詳細
カジュアル・ラインのワインを造るワイナリー
ワイン事業に情熱をかけるコッポラは、2006年にソノマの北、ゲイザーヴィルに新たにフランシス フォード コッポラ ワイナリーを設立。 ナパの「イングルヌック」では、ルビコン、カスクなどの高級ワインを、ソノマの「フランシス フォード コッポラ ワイナリー」では、デイリーやミドルレンジのカジュアル・ラインを扱う。
フランシス フォード コッポラ ワイナリーでは、40種類ものワインを生産している。
「Director’s Cut」(ディレクターズ・カット)は、ワインメーカーであるコーリー ベック(Corey Beck)のビジョンを反映させたワインで、映画におけるディレクターズ・カットに相当するワインシリーズ。
「Eleanor」(エレノア)は、コッポラ夫人であるエレノアに敬意を表し捧げられたワイン。
「Diamond Collection」(ダイヤモンド・コレクション)は、カリフォルニアの素晴しい畑で収穫されたものを使ったワイン。フラッグ・シップとなるボルドー・ブレンドと、11種類の単一品種のワインの12種類がある。
他にもいくつものシリーズがある。
テイスティングやエクスペリエンス
フランシス フォード コッポラ ワイナリーでは、様々な試飲や体験ができる。
ワイン・ワンダーランド
フランシス・フォード・コッポラは、このワイナリーを作る時に、デンマーク・コペンハーゲンにあるチボリ公園をイメージして、家族で楽しめるワインリゾートと呼べるワイナリーを作った。フランシス フォード コッポラ ワイナリーは、子供連れでも楽しめるよう、大きなプールなどもある他に、音楽、ダンス、ゲーム、あらゆる種類の公演などを楽しむことができるワイン・ワンダーランドだ。
また、「ムービー ギャラリー」には映画ファンにとって嬉しい、コッポラ監督作品の撮影に使われた『ゴッドファーザー The Godfather』のドン コルレオーレの机や『タッカー Tucker』のオリジナルの自動車など、様々な逸品が展示されている。
⇒ フランシス フォード コッポラ ワイナリー公式ホームページ
協力:桑田英彦氏、Sonoma County Tourism、カリフォルニア観光局
フランシス フォード コッポラ ワイナリーの場所と行き方
FRANCIS FORD COPPOLA WINERY 300 Via Archimedes, Geyserville, CA 95441
サンフランシスコ市内中心部、ユニオン・スクエアからフランシス フォード コッポラ ワイナリーへ、車(レンタカー)で行く場合の一例。
⇒ 大きな地図で見る
ワイナリーの説明に関して
ご本人の承諾を得て、桑田英彦氏の著書『ワインで旅するカリフォルニア』より引用させていただいております。
更に詳しい情報は、『ワインで旅するカリフォルニア』をご覧ください。
単行本: 144ページ
出版社: スペースシャワーネットワーク (2014/2/28)
言語: 日本語
ISBN-10: 4907435193
ISBN-13: 978-4907435196
発売日: 2014/2/28
商品パッケージの寸法: 21 x 13.8 x 1.8 cm